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【防衛省】北大東島レーダー前倒し 中国の空母活発化で
防衛省が、外国機の領空侵犯と領空接近を監視する航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーの北大東島(沖縄県北大東村)配備に向け、測量を請け負う業者を募る入札公告を週内に出すことが24日、分かった。当初は6月に入札公告を出す方針だったが、大幅に前倒しした。中国の空母「遼寧」や軍用機が太平洋への進出を活発化させている中、配備を急ぐ狙いがある。
入札公告は航空機による測量で、レーダーを配備する適地を選ぶため、地形の形状などを調べる。今後は候補地の電波環境なども調査する。
防衛省は調査と並行し、展開させる部隊の規模や装備、必要な施設の検討も本格化させる。レーダーを展開する要員は那覇基地の空自第4移動警戒隊から派遣することを想定している。
太平洋側の島嶼(とうしょ)部は固定式警戒管制レーダーを置いておらず、防空態勢の空白地域となっている。
遼寧は平成30年以降、複数回にわたり太平洋で艦載戦闘機を発着艦させている。昨年12月には北大東島の東約300キロの海域で遼寧の艦載戦闘機・ヘリが発着艦をしており、防衛省は移動式レーダーの展開で警戒監視態勢を整える。
(略)
産経ニュース: 2022/4/24 20:39
https://www.sankei.com/article/20220424-THJFTBHZMJPQDEYK5C43BIZY4E/