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阪神 中野拓夢1号2ランは佐藤輝明とアベック弾「残り全試合勝つつもり」自己最多4打点
<ヤクルト3-11阪神>◇24日◇神宮
阪神中野拓夢内野手が開幕戦以来の3安打、自己最多の4打点と大暴れした。
初回。佐藤輝の先制2ランの後、2死一塁で金久保のスライダーを捉えて右翼席へ1号2ラン。「テルが打ってくれていい流れの中、打席に入れました」。昨年5月4日のヤクルト戦(神宮)以来、プロ2本目。そのときと順番が逆ながら今回も佐藤輝とのアベック弾となった。
3回無死一、三塁では、金久保の直球を逆方向の左に運んで1点を追加した。勢いは止まらず、5回は木沢から左前打。8回は中堅に犠飛を打ち上げた。チーム得点3分の1近くを稼ぎ、ヒーローインタビューでは「残り全試合勝つつもりでやります」と声を張った。
この日の「6番遊撃」で、開幕から打順が入れ替わるのは8度目。それでも15日の巨人戦後に「どの打順でも自分のやることは変わらない」と話していた。2年目。チームのため役目を淡々とこなすのがプロだと分かっている。
◆佐藤輝と中野のアベック弾 21年5月4日ヤクルト戦(神宮)。1点リードの8回1死二塁で中野が左腕坂本の内角高め直球をすくい上げ、右翼席へプロ1号。「感触はよかった。入ってくれと願いを込めてボールを見ていました」。同期に刺激を受けた佐藤輝は、9回にサンズから2者連続、自身2戦連発の9号ソロ。「ルーキー2人でチームを盛り上げていけていることは、すごくいいなと思います」。球団の新人アベック本塁打は、望月と中村勝が72年5月30日大洋戦で放って以来49年ぶりとなった。試合は阪神が11-5で大勝した。