あわせて読みたい
韓国無所属議員「検察捜査権完全剥奪しなければ文政権の20人が監獄行きになると賛成求められた」
-梁議員名義で「検察捜査権完全剥奪」法案に従わないという内容の反対声明が広がり騒動になった。
「自分が書いたものだ。自分には相談をする助言者グループがいる。悩んで書いた文章をその方々との対話の場に上げ、足りない部分や補完すべき点がないか尋ねた。正確な流出経緯は分からない。しかし、気分を損ねたとか後悔しているということはない。反対の考えに変わりはない」
-民主党は法制司法委員会で国民の力を無力化するため、自党出身の梁議員を呼び込んだ。なぜ反対声明を書いたのか。
「どれほど悩んだか分からない。法制司法委員会に来てから、何度も会議を行ったがとんでもなかった。それなりに懸命に勉強してたくさん質問もしたが、(民主党内強硬派の)『チョロム会』といった方々は聞く耳を持たなかった。強硬派の某議員は特に(検察捜査権を完全剥奪しなければ)死ぬと言った。別の方からは『検察捜査権完全剥奪を処理しなければ、文在寅政権の青瓦台の人物20-30人が監獄に行くことになりかねない』という話も聞いた。声明が流出すると、私が国民の力から(見返りに)科学技術情報通信部長官のポストを約束されたという話まで飛び出した。あまりにとんでもない。政治をしなくとも、国益のため、良心を信じて進まなければならないと思う」
-民主党が検察捜査権完全剥奪を強行する理由は何か。
「朴洪根(パク・ホングン)院内代表が私に2つの理由を語った。一つは支持層まで失いかねないという点。もう一つは今回やらなければできないという点だった。文大統領の退任前にできなければできないという盲信に近い信念があった。しかし、どうしてそうなのか。大統領を弾劾させた国民なのに、国民を信じないでこんなことができるか。何を話しても聞いてもらえなかった」
-梁議員が反対するや、民主党は閔炯培議員を計画的に離党させ、強行処理を目指している。
「国会議員を離党させるという発想に驚いた。本当に想像もできないことだ。閔議員は法制司法委に初加入し、『検察捜査権完全剥奪』だけを叫んだ。2016年に自分が選んだ民主党には見る影もなかった。民主党がこの法律をこんなふうに通過させれば、国民から審判を受けても何も言えない」
-梁議員が沈黙する状況で、朴洪根院内代表は午前中のラジオでのインタビューで事実上梁議員が反対声明を書いたのはその通りだと言った。
「昨日(19日)に(民主党の)朴洸オン法制司法委員長に声明を送った。朴委員長は1日だけ待ってほしいと言った。声明が流出した後、朴院内代表から電話があり、直接書いたのは間違いないかと言うので全て説明した。そうしたところ、突然朝にラジオに出て私が書いたのは間違いないと言った。その後党からは全く連絡がなく、閔議員が離党した」
-検察捜査権完全剥奪に反対すれば、民主党への復帰は難しくなるはずだが。
「既に復帰も決まっていた。そんな状況で民主党が私に助けてほしいと言ってきた。しかし、法案を見たら助けることはできなかった。これに応じれば復党させるって?それは私に対する侮辱だ」
(略)
梁議員はサムスン電子最初の商業高校出身の女性役員(常務)だ。16年1月に文在寅大統領が直接抜てきした。20年4月の総選挙で光州市西区乙選挙区で当選を果たし、同年8月の党大会で最高委員に選ばれた。しかし、昨年7月、補佐のセクハラ問題が浮上して離党した。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/04/21/2022042180014.html