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ロッテ・佐々木朗希の “特需” にありつけない? パ5球団は「千葉中心起用」にヤキモキ
東スポWeb
ここ3戦、本拠地・ZOZOマリンでの登板が続いているロッテ・佐々木朗(東スポWeb)
日本ハム戦(17日、ZOZOマリン)で2試合連続完全試合目前で降板したロッテ・佐々木朗希投手(20)に対し、早くも他球団関係者らがヤキモキしているという。快投を続ける佐々木朗に、自軍が完全試合をされる可能性があるからではない。自チームが令和の怪物の「特需」にあやかれるかが微妙だからだ。
オリックス戦(10日、ZOZOマリン)で完全試合を達成して以来、佐々木朗の知名度や注目度は日本中でうなぎ上り。その甲斐あって17日の日本ハム戦では、入場チケットが完売。ロッテは物販を含め好況に沸く一日となった。そんな「朗希特需」を他球団も狙っているのだが、肝心の佐々木朗の登板予定日が今後変更される恐れがあるため、関係者は気が気でない。
現時点で佐々木朗は中6日の「毎週日曜日登板」だが、井口監督は今月13日に今後の起用法について言及。蓄積疲労を取り除くため「先発(投手)全員だけど、1回休ませたりとかを考えながら」と1か月単位での選手登録抹消を視野に入れている。となれば、今後はいつどこで佐々木朗が登板回避するかもしれない。佐々木朗の登板有無で観客動員が左右されることが予想される他球団にとっては、この点を不安視しているのだという。
パ・リーグ球団の営業に携わる職員は「今のところ佐々木投手は開幕カード(敵地・楽天戦)を除き、3戦連続本拠地での登板だったので、ロッテ以外の他球団は彼による集客等の恩恵は受けていません。ただ、現在の注目度を考えると、今後は敵地戦でも佐々木投手見たさに大勢の野球ファンが球場に足を運ぶ可能性は高い。その意味ではウチも期待はしています」と影響力の大きさを分析。
その上で同職員は本音をこう漏らした。
「でも、井口監督が言うようにどこかで今後、頻繁に休ませる計画があるのなら、ロッテは敵地戦を回避するように抹消させるのではないでしょうか。集客が見込める投手をわざわざ本拠地戦がある時に休ませる必要はないでしょうから。そうなると当面はロッテ以外、それほど佐々木投手の登板による特需は見込めないと思います。もちろん、ロッテが佐々木投手を敵地戦でドンドンぶつけてくれれば話は別なのですが…」
予定通りなら今後の佐々木朗の登板日は24日・オリックス戦(京セラドーム)、5月1日・日本ハム戦、5月8日・ソフトバンク戦(いずれもZOZOマリン)、5月15日オリックス戦(京セラドーム)と続く。果たして他球団は集客面で怪物の恩恵を受けられるのか。歴史的快投を続ける豪腕の注目度は、グラウンド外にも確実に波及し始めている。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/44ec116a933269f554bb8c9c1667c8b446f9959a