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【韓国】ドラマ『パチンコ』は、厚かましい『ヨーコ物語』の偏見を正せるか
https://youtu.be/ZVO671Ie8us
<アンカー>
1,000億ウォンが投資されたアメリカのドラマ『パチンコ』が、評壇からの好評を博しています。
5年前に在米同胞作家が出版した小説を基にしたOTTドラマですが、日帝強占期の韓国の状況を正確に伝える契機になるのか注目されます。
イ・スンウン記者が報道します。
<記者>
ユン・ヨヂョン、イ・ミンホ氏の出演で話題を集めたドラマ『パチンコ』。アップルTV+が1,000億ウォンを投資して作ったアメリカのドラマです。
見知らぬ地を選択した主人公の生に対する意志と希望がテーマですが、その背景に日帝による米の収奪、慰安婦、強制徴用、朝鮮人虐殺の歴史が溶け込んでいます。
毎週金曜日に公開され、批評家の絶賛が相次いでいます。
海外メディアは特に、英米の人々があまり知らない日帝の蛮行と、韓国文化についても言及しています。
ニューヨークタイムズは韓服に注目して、韓服の進化は韓国の歴史を垣間見るレンズであると伝えました。
<イ・ミンホ(パチンコ出演俳優)>
「様々なコンテンツの交流が起きる、そのような時代に生きていると思い、そのような意味で韓国コンテンツに接して、多くの人々が好奇心と新たな視点で楽しく見てくれているようです」
このドラマは2017年に、在米同胞のイ・ミンジン作家が書いた同名の小説が原作です。
当時はアメリカのベストセラーとして注目されましたが、今回はドラマまで好評を博すると、すぐさまサイバー外交使節団パンク(VANK)は『パチンコ』を通じて、日帝強占期の韓国史を伝えるキャンペーンに乗り出しました。
特に、『ヨーコ物語』という日系アメリカ人作家の小説が、反戦の必読書になっているアメリカの青少年と教師が対象です。
1986年作の『ヨーコ物語』には、韓国人が光復当時に日本人に悪事を働いたことが描写されました。
同胞社会の抗議により、2008年にカリフォルニア州はこの本を学校から排除しましたが、他の地域ではまだ必読書とされています。
<パク・ギテ(サイバー外交使節団パンク団長)>
「これまでアメリカ人は、韓国の歴史と文化に対して関心がありませんでした。ところがBTSやBLACKPINK(プレクピンク)、イカゲーム(オヂンオ・ケイム)など、これを契機に韓国に興味を持った状況ですが、これを契機に韓国を伝えれば効果的に広報することが可能で・・・」
義兵が主人公である韓国製作のドラマ『ミスターサンシャイン(ミストションシャイン)』も、NETFLIX(ネップリクス)を通じて愛され続けています。
名作たちが、日帝強占期の国史を正しく伝える通路になっています。
YTN、イ・スンウンでした。