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F1オーストラリアGP・FP1 コース上をスクーターで走ったベッテルに70万円の罰金
更新日: 2022.04.08 22:52
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アストンマーティンF1チームのセバスチャン・ベッテルは、F1オーストラリアGP金曜フリー走行1回目の終盤、トラブルでストップした後、セッション終了直後にスクーターでコースを走ってピットに戻ったことで、罰金を科された。
ベッテルがメルセデスパワーユニットを搭載するAMR22をコース上に停止した後、マシンからは煙が上がり、赤旗によりセッションが中断した。
自ら消火器を手にとって消火にあたったベッテルは、セッション終了後、マーシャルから原付バイクを借りてコースを走り、ファンに手を振りながらピットに戻っていった。
審議対象になったこの行為について、ベッテルはこう説明している。
「マシンの消火をしてから、もう安全だと分かってから、『戻っていいですか?』と(マーシャルの人に)聞いたんだ」
「『セッションが終わった後なら大丈夫です』と言われた。そしたらスクーターに乗った人が来て、『後ろに乗っていいですよ』と言った」
「僕は自分で運転する方が好きだから、『自分で運転してもいいですか?』と聞いたら、彼はスクーターを渡してくれて『オーケイ、行っていいですよ』と言ったんだ」
しかしスチュワードは「FP1終了後5分以内にコースをスクーターで走った」という行為がレギュレーション違反であると判断し、ベッテルに5000ユーロ(約67万円)の罰金を科した。
スチュワードの声明には次のように記されている。
「5号車(ベッテル)はメカニカルトラブルによりコース上で停止した。セッションの終わりに、ベッテルはピットに戻る方法を探した」
「スクーターを持ったマーシャルがその場にいた。ベッテルは、ピットに戻るためにそのスクーターを運転してもいいかと尋ねた。マーシャルは承諾した」
「ベッテルはスクーターに乗り、マーシャルが後ろに乗るものだと思っていたが、彼が乗らないため、事前の承認なしに、単独でピットに向かって出発した。その間、そのマーシャルは、レースコントロールに連絡を取り、指示を仰ごうとしていた」
「指定されたルートではなく、ピットまでコースを走行したことで、ベッテルはF1競技レギュレーション第26.7条に違反した。この規則は、セッション終了後5分間は、特別に定められたスタッフを除き、誰もコース上に立ち入ってはならないというものだ。ドライバーたちは特別な承認を得ない限り、アクセスすることは規定されていない」