あわせて読みたい
「運命の赤い糸」が目に見えた!
》》運命の赤い糸》》》》症候群
「運命の赤い糸」が見える世界で暮らす老夫婦の漫画がTwitterに投稿され、4月11日現在1万7000件のリツイートと7万3000件のいいねを集めて話題になっています。
運命の相手同士に赤い糸が見える世界での、夫婦の話
数年前から症例が報告されるようになったという「赤い糸症候群」とは、自分の運命の相手とつながる赤い糸が見えるようになる症状のこと。赤い糸は他人のものは見えず、自分と相手にしか視認できないという不思議な現象です。
赤い糸が見えるという占い師は予約まで3年待ちの人気を集め、お参りしたりお守りを購入すると赤い糸が見えるようになるという神社には、若い女性の行列ができています。
大盛り上がりの神社の様子をテレビで見ていたのは、長年連れ添った老夫婦。妻は「赤い糸」が気になるようですが、夫はそっけない反応のまま先に就寝してしまいました。
茶の間に1人残された妻は、自らの結婚生活を振り返ります。親戚に勧められたお見合いで結婚した妻は、子どもを産んで育て、仕事に行く夫を見送り、家を守る“ふつうの人生”をこれまで送ってきたのでした。そんな人生を振り返り、情熱的な恋愛結婚ではなくお見合い結婚だった自分たちには「運命の赤い糸」はつながっていないのかもしれない……と考えます。
翌朝、散歩に行くという夫は、一緒に行こうとする妻を遮り、1人で出かけていきました。その後1人で買い物に出た妻が通りかかったのは、前日テレビで見た神社。うわさ通り、長い列ができています。
運命の赤い糸があるなら見てみたい……と考えながら帰宅する妻。すると、家の門が開いたままになっていました。夫が閉め忘れてしまったのかと妻が中をのぞくと、そこには例のお守りを持った夫が倒れていたのです。
夫が運ばれた病院で消沈する妻は「赤い糸を見てみたい」という自分の気持ちが夫にお見通しだったことに気付きます。しかし、夫は妻の本当の気持ちまでわかっていたのでしょうか。妻が見たかったのは、自分の赤い糸ではなく、夫につながっている赤い糸=運命の人だったのです……。
夫が買ってくれたお守りを手にし、自身の赤い糸が見えるようになった妻。果たしてその糸の先は誰につながっていたのでしょうか。気になる続きは、漫画の作者・かねもとさんのTwitterで読むことができます(透かしなし+おまけマンガは「pixivFANBOX」で支援者向けに公開中です)。
かねもとさんは「週刊スピリッツ」で連載中の『私の息子が異世界転生したっぽいフルver.(小学館)』の原作も担当。単行本も販売中です。
画像提供:かねもとさん