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「冷コー」←若年層はわからない!? 大阪の喫茶店でおなじみ コーヒー店では「読み間違える人も…」
(出典:ラジトピ ラジオ関西トピックス) |
アイスコーヒー(英語: iced coffee 英語の綴り・発音により忠実に表記するのであればアイストコーヒー)とは、冷やしたコーヒー飲料のことである。 現在のアイスコーヒーはアイスコーヒー用に焙煎されたコーヒー豆を使用する。深煎り、中~細挽きが良い。アラビカ豆が適するとも云われている。熱いコーヒー
13キロバイト (1,817 語) – 2022年2月6日 (日) 23:53
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2022/04/13
「冷コー」と聞いて、何の言葉かピンとくるでしょうか? 冷コーとは「冷たいコーヒー」の略、つまりアイスコーヒーのことです。イントネーションは「励行」と同じ、平板です。大阪を中心に使われていた言葉で、昭和時代の喫茶店では「冷コーひとつ!」とオーダーする人も多かったとか。
大阪独自のワードとして挙げられることが多い「冷コー」ですが、現在では、大阪であっても使っている人はほとんど見かけません。そんな中、「冷コー」を商品名として使っているコーヒーショップ「おおきにコーヒー」を発見。そこで、おおきにコーヒー株式会社飲食事業部営業課の課長、吉崎さんに話を聞きました。
大阪市内で3店舗を展開する「おおきにコーヒー」。メニュー表を見てみると、そこには確かに「おおきに冷コー」という名前が!
吉崎さんによると、「おおきに冷コー」は2013年の創業当時から存在し、看板商品である「おおきにコーヒー」の兄弟分的なポジションなんだとか。お店にとって重要なメニューということで、愛着が湧くような「昔懐かしい大阪らしいネーミングを」という意味を込め、「冷コー」と名付けられた経緯があります。
「弊社のスローガンは『大阪をもっと元気に、もっとおおきに』。この『おおきに』という言葉も、最近では使われることが少なくなりましたが……。そんな中、『大阪らしさ』という部分を大切にしていきたい! ということで、関西の喫茶文化から生まれた『冷コー』というワードを使用しました」(吉崎さん)
熱い思いが込められた「おおきに冷コー」ですが、昨今では「冷コー」があまり使われないだけあって、お客さんの反応が気になるところです。
「やはり、若年層の方はほとんど分からないようです。ただ、限られた地域で使われていたためか、ご年配にも冷コーを知らない方もたくさんおられます。その場合、まず『れいこー』を読めず『ひやこー』や『つめこー』などと読み間違えられることも……。
一方、普段から『冷コー』と呼んでいる方にとっては染み付いているものなので、当たり前のように使っていらっしゃるようですね」(吉崎さん)
吉崎さん自身、喫茶店で「冷コー」と注文をしている人を見かけたことがあるそうですが、やはりかなりのレアケース。さらに、おおきにコーヒーのような打ち出し方をしているお店には出会ったことがないそうです。
また、しばしば「冷コー」とセットで語られるのが、レモンスカッシュの略称「レスカ」。実はおおきにコーヒーでも、夏季限定メニューとしてレモンスカッシュがあるとか。こちらも、冷コーに合わせて名称は「レスカ」なのでしょうか? 尋ねてみると……。