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日本が独占していた電気自動車の技術をサムスン電機が攻略?=韓国ネット「これぞ愛国」
記事によると、サムスン電機11日、自動車のパワートレインに使用可能な積層セラミックコンデンサ(MLCC)13種類を開発し、全世界の自動車部品取引先に供給すると発表した。
MLCCとは、電子製品の回路に電流が安定して流れるよう制御する電子機器の核心部品で、スマートフォンや家電製品、自動車などに使われており、「電子産業の米」と呼ばれている。このうちパワートレイン用のMLCCは過酷な環境下でも正常に作動しなければならず、特に高度な技術が必要。そのため村田製作所などの日本の伝統的な技術企業が市場を独占していたという。
一方、韓国部品産業の大手であるLGイノテックも、通信チップとデジタルキーの分野を中心に電装事業を拡大させているとのこと。LGイノテックは先月、「車載用Wi-Fi 6Eモジュール」を開発したと発表。これは、運行情報やマルチメディアコンテンツなどを制御するインフォテインメントシステムと内部のスマート機器、外部ルーターを接続する近距離無線通信部品で、Wi-Fi第6世代の拡張技術を採用しているため、これまでよりデータの転送速度が3倍ほど早い。これを利用すれば、ワイヤレスでスマートフォンの映画やゲーム、道案内サービスを自動車ナビに接続して楽しむことができるという。
またLGイノテックは昨年初めに、スマートフォンを用いて自動車のドアを開閉したり、エンジンをかけたりできるようにする通信部品「デジタルカーキー・モジュール」も開発している。記事は「大手2社がこのように電装産業に目をつける理由は、市場が爆発的な成長を見せているため」とし、「全世界の電装市場規模は、24年には4000億ドル(約50兆1948円)、28年には7000億ドル(約87兆8409億円)にまで拡大が見込まれている」と報じている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「これこそが『克日』だ。ただ日本の製品は買わないと主張するのではなく、いい物は受け入れてより高い技術を完成させるべき」「経済力と技術力で日本を圧倒するのが反日」「さすがサムスン、まさに愛国」「サムスンは期待を裏切らない」「サムスンも電気自動車を造って」「よくやった。韓国で信じられるのは企業だけ」など、肯定的なコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)
Record China
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