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【韓国】次の外相は「日本語できる米国通」ベテラン議員の朴氏に内定
韓国で5月に発足する尹錫悦(ユンソクヨル)政権の外相に、尹氏が所属する保守系最大野党「国民の力」の国会議員、朴振(パクチン)氏が内定した。尹氏が13日の会見で発表した。韓国国会の同意を得て任命される。
米国通として知られる朴氏は、日本への留学経験もある。尹氏の信頼が厚く、対日外交でも主導的な役割を担うとみられる。
朴氏は外交官出身で、国会議員当選4回のベテラン政治家。米ハーバード大の行政大学院ケネディスクールやオックスフォード大、東大などに留学経験があり、日本語も話せる。
2008~13年に在任した李明博(イミョンバク)元大統領の側近だった。
尹氏は会見で「対米外交に精通するなど豊富な経験があり、膠着(こうちゃく)した韓国外交の正常化に大きく貢献してくれると判断した」と語った。
朴氏は、新政権の外交方針などを米バイデン政権側に伝える「政策協議代表団」の団長として、3日から8日間の日程で米ワシントンを訪問。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らと面会し、米韓同盟の強化や日韓関係の改善に取り組む考えを伝えた。
朴氏は韓国に帰国した11日、記者団に「正しい歴史認識を土台に、未来志向的な韓日協力関係を構築していくという尹氏の考えを、米側に伝えた」と述べていた。
2022年4月13日 17時30分 朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASQ4F5QWHQ4FUHBI01K.html