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ロッテ・佐々木朗希を進化させた2年間の〝下半身強化〟 チームスタッフ「馬力ついた」と証言
東スポWeb
試合終盤まで160キロ台の球速を維持した佐々木朗希(東スポWeb)
急成長の裏にはやはり「予兆」があったーー。史上16人目の完全試合を成し遂げたロッテ・佐々木朗希投手(20)。プロ入り前から160キロ超の直球をマークしたことから「令和の怪物」と評されていたが、プロ3年目でこれほどの投手に成長するとは…。
井口監督ですら「(完全試合を)いずれやるだろうな、とは思っていたが、こんな早い段階でこういう試合ができるとは思わなかった」と興奮気味に話したほど、首脳陣の期待すら超越する急成長ぶり。何が豪腕をここまで進化させたのか。
最も大きな要因と言われるのがこの2年間の「下半身強化」だ。
入団1年目はお世辞にも「プロの体」とは言えなかった。特に体力面では他の新人にも劣り、新人合同自主トレの12分間走では中盤から後退し、最終的に7人中3位でゴール。練習終了後には疲労困ぱいの様子で声も出せないほどだった。
この姿を見た球団関係者らは口々に「この体力と走り方ではプロで通用しない。せっかくいいボールを持っているのだから、下半身を徹底的に強化しないといけない」と漏らしていた。以降、当時の吉井投手コーチやトレーナーらとともに時間をかけて下半身の強化に取り組んできた。
そのおかげか、昨季終盤から走力が飛躍的に向上。チームスタッフはこう証言する。
「朗希はプロ1年目から一軍に帯同して体力強化を行っていましたが、当時は一軍の投手との軽いランニングでもついていくのがやっと、という感じだった。でも、昨年の終盤ごろからでしょうか。走力のある一軍投手と一緒にダッシュをしても引けを取らないどころか他を引き離すことも珍しくなくなった。明らかに下半身が強くなり馬力がついた証拠。このところ試合終盤まで160キロ台の球速を維持できるのも下半身強化のたまものでしょう。今季の好投連発はそんな努力が一気に開花したのだと思います」
一軍デビューや結果にこだわらず地道に体力、下半身強化に励んだ末につかんだ3年目の完全試合。17日に予定されている次戦(対日本ハム戦=ZOZOマリン)でも完全試合に近い投球が期待できるのかもしれない。
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