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岡田彰布氏 阪神 八回は湯浅ではなく岩崎 終盤のクリーンアップは経験のある投手を
「中日2-1阪神」(12日、バンテリンドーム)
阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が12日、中日-阪神戦を解説した。逆転を許した八回の継投や守備を振り返り、全体としては思い切ったプレーの必要性を説いた。
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阪神は八回から湯浅を投入して逆転を許した。先日、勝ちパターンの岩崎と湯浅は臨機応変に起用した方がいいと話したが、今日は八回に投げさせるなら岩崎だろう。
1点リードの終盤。中日は右打者が並んでいるとはいえ、クリーンアップから始まるイニングだった。投手からすれば一番しんどい場面だ。
ここで打者の右左は関係ない。投げさせるなら経験豊富な岩崎だろう。八回を切り抜ければ、下位打線から始まる九回を湯浅に任せればよかった。
湯浅はここまでは結果を残しているとはいえ、経験が少なすぎる。八回のピンチになった時、守備位置の確認もできていなかった。普通なら『外野が前進守備なら低目に投げないといけないな』とか状況を見て投球するが、まだそういう余裕もない投手に任せるのは酷な場面だった。
その1点リードの八回1死二塁で、阿部に同点適時打を許した場面では、外野が思い切った前進守備を敷いていなかった。
今の投手陣の状況や、チームの流れを考えても、この試合を勝つなら1-0で逃げ切るしかなかっただろう。外野手が頭を越されたら仕方ないし、流れを変えるためにもリードを守って勝ちにいく策を採ってほしかった。
攻撃面もちぐはぐさが見えた。八回2死一塁で近本が今季初盗塁したが、この場面も打者・佐藤輝が追い込まれた後の4球目だった。
サインで動かしているのか、選手に任せているのかは分からないが、近本ぐらい実績がある選手なら、もっと早い段階で走ってほしい。走者は出すが、この試合も全体的に思い切った動きが少なかった。
また、1点を追う九回1死二塁は、まず代打で糸原が起用された。糸原が二ゴロに倒れた後、2死三塁で代打・糸井が起用されたが、ここも状態が上がっていない糸原よりも、チームで一番打点を挙げている糸井の代打が先だろう。
しっかり状況を判断した上で、思い切った策で現状を打破してもらいたい。
せめて、岩貞を…
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そらそうよ