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ビートたけし、IT化によるコストカットを疑問視 「削減された人たちは…」
10日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが企業のIT技術導入による人件費削減の動きを疑問視した。
■工夫をする企業を特集
番組は新型コロナウイルスとロシアによるウクライナ侵攻で原油や小麦などが値上がりするなか、工夫をして乗り切ろうとする企業を紹介する。
取り上げられたスーパーマーケットでは、セルフレジのついたショッピングカートで買い物と会計を同時に行うシステムを導入。このシステムで、買い物から会計までが6秒程度と大幅に短縮できたのだという。
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■たけしが疑問視
スーパーマーケットを運営しているのはIT企業だそうで、ITやAI技術を導入することで人員削減や効率な在庫管理によるローコストオペレーションを実現しているとのこと。
また、人件費を削減した分を低販売価格に還元することで顧客を獲得。そのようなビジネスモデルで売上が肩上がりになっていることが紹介される。
たけしはこのVTRを見て、「物を安くするためにAIを導入して人件費を削減するって、削減した人件の人たちはどうするんだい?」と指摘した。
■有識者も同調
スタジオに出演した有識者は「その通りだと思ってまして。結局 AIとかインターネットっていうのは、効率化ないしは中抜きのビジネスですね。なので、間にかかる人たちの人件費とか、そのたちの声を奪っていくという側面が結構強い」と同調。
阿川佐和子は「AIの設備投資ということになるとお金がかかりそう。余裕のある企業しかできないのでは?」とコメント。この件については、事業再構築補助金を使うことが提案された。
■AIの発達には不安も
たけしが指摘した「削減された人間の行方」この日の放送では、その部分が説明されることはなかった。仮に路頭に迷うとするなら、自分の仕事がIT技術によって奪われる不安感を覚えてしまうのは、当然とも言える。
Sirabee編集部が全国20~60代の男女1,342名を対象に、AIの発達した未来を「怖い」「明るい」どちらだと感じているか聞いた調査では、怖いと答えた人が56.9%と半数を超える結果となった。
「削減されてしまった人をどのように活用していくのか」という課題を指摘したたけしに、視聴者からも納得や共感の声が上がっていた。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1,342名(有効回答数)
ビートたけしこと、北野 武(きたの たけし、1947年〈昭和22年〉1月18日 – )は、日本の漫才師、映画監督、俳優。1980年代初頭に起こった漫才ブームで、漫才コンビ・ツービートとして活躍した。社会風刺を題材としたシニカルな笑いで人気を獲得し、テレビ番組『THE
184キロバイト (24,497 語) – 2022年4月11日 (月) 02:20
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