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ビッグマッチ次々実現も 加速するボクシング世界戦の〝地上波離れ〟
東スポWeb
前日計量を終え、ポーズを決める村田(右)とゴロフキン。この一戦も地上波放送はない(代表撮影)
ボクシングの世界戦がテレビで視聴できない流れが加速している。WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)とIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)の王座統一戦(9日、さいたまスーパーアリーナ)は動画配信サービス大手2社が配信。日本国内は「Amazonプライム・ビデオ」、海外は「DAZN」が中継する。
WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)とWBC同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)の3団体統一戦(6月7日、さいたまスーパーアリーナ)も「Amazon――」による配信が決定。井上に関しては昨年12月の防衛戦でも地上波で放送されず、ボクシング界は動画配信が主流になりつつある。
1990年2月の世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米国)とジェームス・ダグラス(同)の一戦は日本テレビで生中継。視聴率38・3%を記録し、普段はボクシングに関心がない人々も熱狂した。そこから時代は移り変わり、テレビ局が巨額の放映権料を払えなくなる中、熱心なファンから視聴料を取れる動画配信サービスが急激に台頭した。
プロモーターの間では「タイソンが今の時代に試合をしたら、稼ぎは何十倍だった」とも言われている。選手の立場から見ても、動画配信のメリットは大きい。一部のファンの間では「地上波で放送してほしい」との声も根強いが、これも時代の波ということか。
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