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ミス続出で惨敗した巨人を警戒する声「この1敗でスイッチ一段階上がる」原監督が不気味
東スポWeb
タダでは転ばない巨人・原監督(東スポWeb)
とんだ惨敗劇だ。巨人は7日の広島戦(マツダ)で、走攻守にわたってミスのオンパレード。原辰徳監督(63)の采配も裏目に出て2―9の大敗を喫し、今季初の同一カード負け越しとなった。ここまで順調に首位を走ってきたが、今後に尾を引きかねない敗戦。しかし、ライバル球団からは原監督ゆえに、かえって不気味がる声も上がっている。
巨人ベンチが盛り上がったのは、プレーボール直後だけだった。怒とうの4連打で2点を先制したが、なおも無死二、三塁の好機に中田、丸、ウォーカーがそろって凡退…。追加点を奪えず、先発の堀田がすぐに同点2ランを食らい、4回4失点で降板となった。2回以降、打線がゼロ行進となったことも大きかったが、この日はせきを切ったようにミスが続出した。
主砲の岡本和は6回の走塁で左翼への飛球がアウトかどうかの判断に遅れ、一塁への帰塁が間に合わず併殺。そして、完全に流れを手放したのが一挙に4点を失った7回の守備だった。
まずは3番手の高梨がいきなり無死二塁のピンチを招き、西川の内野ゴロを処理した中田の送球を一塁ベースカバーに入った二塁手の広岡が捕球ミス。無死一、三塁にピンチを広げ、菊池のスクイズで転がったゴロをさばいた中田の本塁送球が犠打野選となり、追加点を献上した。
極めつけはその直後だ。なおも無死一、二塁で小園の犠打をさばいた捕手・小林の一塁送球が悪送球に。これでますます内野陣が浮き足立ち、誰も本塁にカバーに入らないボーンヘッドを犯し、二塁走者の生還をまんまと許してしまった。
この大混乱を静めるべく、ビエイラを4番手に送ったが、わずか3球で頭部死球を与えて危険球退場…。前夜は決勝の逆転2ランを放った吉川に休養を与え、代役に起用した広岡が失点に絡んだのも誤算だった。
試合後、乱調続きのビエイラの二軍落ちが決定。原監督は拙守連発に「準備さえしておけば、できるプレーだったと思いますよ。先読みすることはとても重要なことですね」とあきれるしかなかった。
順調に首位を走ってきたが、まさかの自滅…。ライバル球団関係者たちからは、さっそく「負けるにしても負け方というものがある。巨人にとっては尾を引きかねない負け方だろう」との声が上がった。
その一方で、この日の敗戦によってかえって警戒を強める声も出た。
「こういう負け方をした後の原監督は必ずチームを引き締めにかかる。むしろ今までが順調すぎたんだと思う。この1敗で原監督のスイッチが一段階上がったことは間違いない。これからどんなことをやってくるのか…。チームを引き締めてかえって勢いづくかもしれない」
「ピンチはチャンス」「毒をも栄養に」がモットーの熟練指揮官。一夜でうみを出し切ってジェット気流に乗るのか…。タダでは転ばない原監督だけに、周囲にはむしろ不気味な存在に映るようだ。
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