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連敗大地獄の阪神「球宴までに5割なら勝負になる」 矢野監督が “打つべき手” 伊勢孝夫氏が指摘
東スポWeb
阪神・矢野監督に笑顔が戻る日は、すぐに訪れるか…(東スポWeb)
セ・リーグ初の開幕9連敗を喫した阪神は、このままストーブリーグに突入してしまうのか。藤原崇起オーナー(70)は4日に取材対応し、今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督(53)にシーズン終了まで指揮を託すと明言したが、まだ予断を許さない状況だ。泥沼にハマった猛虎に光明は見えてくるのか。本紙評論家の伊勢孝夫氏の見立ては――。
【新IDアナライザー 伊勢孝夫】開幕から9連敗もしたのだから、問題点はいくらでもある。一番痛かったのは開幕投手に指名されていた青柳の新型コロナ離脱だろう。昨季の最多勝投手が一人抜けただけで投手陣が崩壊してしまった印象だ。本番まで1週間ほどしかなく首脳陣もバタバタだったのだろうが、プロ野球の正月とも言える開幕カードに投げてみなければ分からない藤浪に、実績のない小川、新人・桐敷では荷が重すぎた。先発ローテの再編は必須だろう。抑えに予定していたケラーの誤算も響いた。
打順に関しても開幕から5番を糸原に託したことは解せない。相手からすれば4番・佐藤輝の後ろが一発のない打者ならくみしやすい。ましてや6番・糸井まで左が3人続く並びでは、試合終盤の継投でもうまくいけば左投手一人で済む。勝負事では相手の嫌がることをやっていかないと、結果もついてこない。開幕5戦目の広島戦から大山を5番に据えたのは正解だ。
4番を託されている佐藤輝も苦労している。数字的には4日現在で打率2割8分6厘、得点圏打率も3割3分3厘とまずまずだが、そのわりに4打点と物足りないのは、勝負所での厳しい攻めに対応できていないから。相手にも4番への攻め方というものがあり、克服するには前後を打つ打者の協力も欠かせない。幸いなことに先の巨人戦から1番・近本の状態が上がってきた。大山は開幕から9試合連続安打と安定しているし、打線が機能してくれば佐藤輝への負担も減るはずだ。
開幕9連敗で大騒ぎになっているが、まだ始まったばかり。1992年の野村ヤクルトは9月上旬から1引き分けを挟んで9連敗を喫して3位まで転落しながら、代わって首位に立った阪神が9月下旬に4連敗、10月に入って5連敗してくれたことで優勝できた。まずは地道に借金を返して、球宴前までに勝率を5割に戻すことができれば勝負になる。諦めさえしなければ、道は開けてくるはずだ。(本紙評論家)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b31f10e6360a25e852c1d23c2ad5944776b9502
引用元: https://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1649104581/