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〝イヤな予感〟的中…阪神ドロ沼9連敗に地元商店街は冷ややか「ここまで来ると笑えてくる」
東スポWeb
日本一早い阪神の優勝マジックを掲げる尼崎中央商店街(東スポWeb)
阪神がセ・リーグワースト記録の開幕9連敗とドロ沼に沈んでいる。今季限りでの退任を表明している矢野燿大監督(53)に対する風当たりも「休養説」がちまたささやかれるなど日に日に強まっているが、阪神の藤原オーナーは4日に大阪市の阪神電鉄本社で報道陣の取材に応じ「矢野監督が最後まで指揮を執るのか?」との質問に「当然の話。ファンには心配をかける格好だが、まだまだ成長の余地がある」と休養説を否定した。
とはいえ、地元ファンの反応は冷ややかだ。
阪神の優勝を祈願し「日本一早い優勝マジック」を点灯させることで有名な兵庫・尼崎中央三丁目商店街は、開幕前の先月23日に「マジック143」を点灯。3カードを消化したが、マジックは今も143のままで、マジックが書かれたボードを抱える商店街のマスコットキャラ「めでタイガー」もどこかしら寂しげ。
商店街を盛り上げるため、2002年からマジックを掲げているが、同商店街振興組合の寺井利一理事長は「何でこんな弱いのに取材に来んの?」と苦笑い。実は〝イヤな予感〟はあったという。
「去年は戦力を見て優勝できると思って開幕を迎えた。勝率でヤクルトに負けたけど、勝ち数では阪神が上で、実質優勝と言えた。でも、今年はスアレス投手が抜けて、それ以上のプラスの戦力がなかったので、ちょっとしんどいなと思ってた。そこへキャンプインの時に矢野監督が、今季限りでの辞任を発表。これは開幕ダッシュでコケたら、『辞任とか言うからや』ってなるよなと思っていた」
予感は的中。当初は「ヤクルトも去年、開幕3連敗から優勝したし」と言っていたが、あれよあれよで9連敗。今となっては「ここまで来ると笑えてくる。もうこうなったら横浜(DeNA)、広島、中日と負け続けたら、それはそれで面白いかな」と関西人らしく、笑いに昇華している。
そんな冗談が言えるのも「暗黒時代を経験してると何連敗しても怖くない」と、長く優勝から遠ざかっていた1990年代の経験があるから。「佐藤(輝明)が掛布(雅之)さん以来のミスタータイガースの4番として覚醒してくれたら」と巻き返しに期待している。
果たして、地元商店街が優勝セールに沸き立つ結末はあるのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecb9eba950361cad608775f0ea4721d79ca5f82f