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ラプターズが東地区全体6位に浮上 試合中火事で中断もペイサーズに快勝 渡辺は6得点
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ラプターズは25日、地元トロント(カナダ・オンタリオ州)でペイサーズに131―91(前半74―46)と快勝して42勝32敗。この日、キャバリアーズがブルズに敗れて41勝33敗となったため、東地区全体7位から無条件でプレーオフに進出できる6位に順位を上げた。
この試合では第2の残り4分5秒、スコシアバンク・アリーナの天井の設置してあったスピーカーから炎と煙が出たためにいったん中断。消防士が駆けつけてコートの中に入り、観客は屋外に避難させられた。
ラプターズは新型コロナウイルス感染の影響ですでに3試合が延期になっていることもあって今季最後の3試合は3日連続という「密」な日程。これ以上の延期は回避したい思惑があったのか中断から1時間10分後、無観客の状態で試合は再開された。さらに通常15分のハーフタイムを7分半に短縮。前半では満員の1万9800人が歓声をあげていたが、後半は“静寂”の中で試合が行われた。
渡辺雄太(27)は106―75で迎えた第4Qの3分37秒からコートに登場。右のコーナーから連続で放った3点シュートは失敗したが、7分48秒、正面からペイント内にカットしてボールをもらい、左手によるレイアップで初得点を記録した。このあとフリースローを1本決め、10分18秒には正面やや左から3点シュートを成功。残り1分で放ったこの日放った4本目の3点シュートはリングに嫌われたが6得点をマークした。
3点シュートの成功は出場した中では3試合ぶり。今季は35試合に出場して平均4・5得点で、3点シュートの成功率は36・5%となった。
NBAのプレーオフは東西両地区の6位までが無条件でプレーオフに進出。7~10位はプレーイン・トーナメントに回り、7位と8位、9位と10位が対戦することになっている。前者の勝者が第7シードで、前者の敗者と後者の勝者が対戦して勝った方が第8シード。7位以下になるとプレーオフに駒を進めるにはさらに1試合、もしくは2試合が必要となるため、ラプターズは残り8試合で6位以上の座を確保したいところだ。
なお東地区全体首位でサウスイーストのディビジョン優勝をすでに決めているヒートは、地元マイアミ(フロリダ州)で8位のネッツに95―110(前半46―67)で敗れ、今季初の4連敗を喫して47勝28敗。試合のなかった76ers(46勝27敗)がゲーム差なしながら、ヒートを抜いて2位から首位に浮上した。