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日本の大学ランキング 2位は「東京大学」、1位は?
英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(以下「THE」)はベネッセグループの協力のもと、「THE世界大学ランキング日本版2022」を発表した。それによると、1位は「東北大学」だった。続く2位は「東京大学」、同率3位には「大阪大学」「東京工業大学」が入った。
当ランキングの指標は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4分野で構成され、学生の学びの質や成長性に焦点を当てたものとなっている。今回の日本版ランキングの22年版では、273大学がランク付けされた。
●THE世界大学ランキング日本版2022
総合ランキングの1位は昨年と同じく、「東北大学」だった。続く2位は昨年3位だった「東京大学」がランクイン。3位には同5位の「大阪大学」と、同2位の「東京工業大学」が並んだ。5位には同4位の「京都大学」がランクインした。
以降6位は「北海道大学」、7位は「九州大学」、8位は「名古屋大学」、9位は「筑波大学」、10位は「広島大学」と続き、順位の変動はあるものの、1~10位の顔ぶれに変化はなかった。
分野別ランキングを見ると、「教育リソース」の1位は「東京大学」、「教育充実度」の1位は「国際教養大学」、「教育成果」の1位は「京都大学」、「国際性」は「立命館アジア太平洋大学」が初の1位を獲得した。
●THE世界大学ランキング日本版について
THE世界大学ランキング日本版は17年3月に1回目が発表され、今年で6回目の発表だ。毎年9月にTHEが発表する世界版ランキングでは「研究力」を軸に据えている。一方、日本版ランキングは日本の教育事情に、より即した形で大学の魅力や特性が表れるように、大学の「教育力」を測る設計としている。
●ランキング指標について
THE世界大学ランキング日本版2022のランキング指標については21年版から変更点はない。19年版以来、指標における「教育充実度」の充実を図る目的で、“教員・学生の交流、協働学習の機会”、“授業・指導の充実度”、“大学の推奨度”の3つの学生調査の結果が、重要な指標項目としてランキングに反映されている。