阪神　ドラ６豊田寛がウエスタン・リーグ第１打席でプロ１号ソロ　７番中堅で公式戦初先発

＜ウエスタン・リーグ：阪神－ソフトバンク＞◇30日◇鳴尾浜

阪神ドラフト6位豊田寛外野手（24）が「7番中堅」で公式戦初先発し、第1打席でプロ1号ソロを放った。

3回先頭。左腕大竹の4球目、136キロを振り抜くと快音が響いた。打球は左翼防球ネットに突き刺さり、三塁側阪神ベンチは大歓声。ベースランニングする豊田の表情も緩んだ。

2月のキャンプ終盤から右肩のコンディション不良と新型コロナウイルスの陽性判定の影響で出遅れていたが、前日29日のソフトバンク戦に代打で出場し一邪飛。この日は第2打席でも左翼への二塁打を放つなどスタメン起用に応え、即戦力外野手の実力の片りんを見せつけた。

◆豊田寛（とよだ・ひろし）1997年（平9）4月28日、神奈川県横浜市生まれ。川上北小時代に戸塚アイアンボンドスで野球を始める。名瀬中では戸塚シニアに所属。東海大相模では2年と3年夏に甲子園出場し、3年夏は4番で全国制覇。決勝の仙台育英戦では佐藤世那（元オリックス）から4安打3打点をマークした。同年U18日本代表に選ばれ準優勝。国際武道大では1年春からベンチ入り。2年春から4季連続リーグ優勝。外野手でベストナインを4度受賞。日立製作所を経て、21年ドラフト6位で阪神入団。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。