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【オカルトがエンタメに?】ノストラダムスも復活!
UFO、宇宙人、大予言、都市伝説……。70年代に一世を風靡したオカルトが、今また注目されている! その理由は何か? オカルト研究家、予言研究家を直撃した!
■今、オカルトはエンタメになっている
NHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で「ノストラダムスの大予言」を見るシーンが放送されると、「懐しい」などとSNSで一気に話題になった。また、旅のガイドブック『地球の歩き方』が、オカルト誌『ムー』とコラボし『異世界の歩き方』という本を出版し、ヒットしている。
さらにはノストラダムスが「ノートルダム大聖堂の火災」や「新型コロナ」、そして「2022年の人類の危機」を予言している詩があったとして注目を集めているのだ。
世の中の不思議な話を配信するニュースサイト『TOCANA』の大澤優貴編集長は、ネットやテクノロジーの進歩で、オカルトが少しずつ変わってきていると言う。
「最近はグーグルアース(世界中の衛星写真が見られるサービス)を使って、例えば南極の隅々まで確認している人がいるんです。そして『ここにUFOが墜落した跡らしきものが見える』などと発信しています。
また、2年前に米軍がUFOの映像を公開しました。それまでUFOブームは下火になっていたのですが、これで息を吹き返しました。
ほかにも、昨年、小惑星探査機『はやぶさ2』が、小惑星『リュウグウ』から持ち帰った砂に大量の有機物が確認されたことから『生命の起源は宇宙から飛来した』という説も有力視されています。令和のオカルトにはこうしたテクノロジーと結びついて、現実味のある話に変わっているものが多い。
一方で、テクノロジーの進歩で心配なこともあります。2020年の米大統領選で、フェイクニュースが問題になりました。また、新型コロナのワクチンなどで陰謀論も出ています。そのため、現在グーグルは科学的根拠などを重視していて、オカルト全般は検索の上位に出てきません。排除される方向に進んでいるんです。
しかし、中国のように情報統制をする国よりも、本当か嘘かわからないような情報にも触れられる国のほうが健全だと思います。そして、リテラシーを養いながら、オカルトをエンターテインメントとしてたくさんの人に楽しんでもらいたいと思っています」
■ノストラダムスはコロナも予言してた
そこで、今、あらためて注目されている”ノストラダムスの大予言“について、予言研究家の白神じゅりこさんに解説してもらった。
白神 実は、ノストラダムスは、新型コロナの出現も予言していたんですよ。
――えっ!?
白神 こういう予言があります。「傾斜した公園、大災害。西部の国々とロンバルディアを通過。船の火、疫病、捕らわれの身。いて座の水星、土星は衰退」(百詩篇第2巻第65番)。
傾斜した公園=中国・武漢の公園には川沿いに傾斜したスロープがあります。西部の国々=コロナの感染拡大がひどかったヨーロッパ諸国。船の火=船は商業の象徴なので、それが火に包まれるということは経済の衰退を意味します。疫病=新型コロナ。捕らわれの身=ロックダウン。
いて座の水星、土星は衰退=天体の状況を見ると新型コロナウイルスが武漢で確認された2020年の1月のことなんです。
――ズバリ、当たってますね。というか、ノストラダムスって、1999年7月以降も予言をしていたんですね。
白神 そうです。ノストラダムス自身は、この世界は3797年まで続くと言ってます。
――そうなんですか?
白神 だから、2022年の予言もあります。
――本当ですか。それ、ぜひ教えてください!
白神 まず「オーホ、レクトール、ミランデの近くで、大きな炎が、三夜も空から降ってくる。それは巨大ですばらしいことを起こさせるだろう。やがて、地上に震動を起こすだろう」(百詩篇第1巻第46番)。
大きな炎は流星群のことを表すと解釈すれば、2022年の12月14日にふたご座流星群がピークを迎えるんです。流星群の中には隕石として地球に降ってくるものがあるかもしれません。もしくは、大きな光をUFOと考える研究者もいます。最近は米軍がUFOの映像を公開しているくらいですし、2022年にUFOが現れてもおかしくありません。
――ついに、未知との遭遇ですか。
白神 もうひとつが「40年間というもの虹があらわれなくなり、40年間、毎日あらわれるようになり、不毛の地はだんだんと乾き、そして、いつの日か大洪水が起こるだろう」(百詩篇第1巻第17番)。
最近は異常気象が増えています。不毛の地は、大干ばつや熱波が起きるということ。大洪水は地球規模の大水害です。海外の予言研究家が、それが今年だと分析しているんです。
――確かに、世界中で異常気象が起きていますよね。大地震による津波という心配もありますし……。
白神 次は「偶像が金銀で彫られ、盗まれて湖や火の中に投げ入れられ、火を出した後で発見され、大理石に書かれる文に教訓が入れられる」(百詩篇第8巻第28番)。
これも海外の予言研究家の分析なんですが、最近、投資家が米ドルを金や仮想通貨に変える動きが活発化しているみたいです。そういうこともあって、基軸通貨である米ドルが崩壊するのではないかといわれています。そして、新しい世界通貨が出てくるということです。
――なんか、起こりそうな気がします。
白神 最後は「天は540回も焼かれ、火は新しい街に近づき、一瞬にして炎は燃えつき、彼らがノルマンへの試練をするときに」(百詩篇第6巻第97番)。
天が540回も焼かれるといったら、戦争というイメージですよね。ですから、第3次世界大戦が始まる可能性があると。しかも、今、ウクライナ情勢が不安定になっているわけで、これがきっかけになるかもしれませんね。
――なるほど。これも現状をかなり言い当ててますね。
* * *
令和に盛り上がっているオカルトブーム。それは、恐怖を感じるものというより、楽しみのひとつとして成立しているのかもしれない。
『ノストラダムスの大予言』(ノストラダムスのだいよげん)は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。 フランスの医師・占星術師ノストラダムスが著した『予言集』(初版1555年)について、彼の伝記や逸話を交えて解釈するという体裁をとっていた。その中で、1999年7の月に人類が滅亡するという解釈を
23キロバイト (2,192 語) – 2022年2月23日 (水) 04:05
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