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【日帝残滓】 桜に積もった歴史のほこり、韓国の花「王桜」で取り払おう 「100年桜の歴史清算」大長征が始まった
桜が咲いた。市民たちが再び桜の世界を満喫するだろう。閉じていた桜並木が開放されるという。この2年間、コロナウイルスは市民たちに花道すら許さなかった。
花が咲いて散ることは自然の循環にすぎない。しかし、今年の桜は違う。3年ぶりの開放というだけではない。桜の歴史を振り返って、正すプロジェクトに拍車がかかったためだ。
いわゆる「王桜プロジェクト2050」だ。2050年までに市街の桜を私たちの花・王桜に変えていこうという市民運動だ。 先月、シン・ジュンファン元国立樹木園長を会長に選出して、「大長征」を始めた。
韓国人にとって桜の花は単なる自然ではない。文化、そして歴史だ。市街の桜の木には不都合な真実がある。日帝強占期に植えられた。ただ美しいからではない。朝鮮を強奪した日本帝国主義の象徴として津々浦々に刺さった。
日帝敗亡後、多くの桜の花が姿を消した。市街の桜の木が切り倒された。朝鮮大衆の噴出の対象になったのだ。ところが復活した。1960年代が始まって、影響力のある日本人、日本企業や団体が在日同胞と共に苗木の寄贈に動いた。みんな日本から渡ってきた日本産だ。鎮海(チネ)の桜が復活して、国会の桜並木もそうして造成された。
「未来に向けての親善か、植民支配の郷愁か」王桜プロジェクト2050は、創立宣言書で桜の歴史を紹介しながら、こう質問を投げた。「桜に積もった歴史のほこり、私たちの花・王桜で払おう」と先頭に立った理由だ。王桜の原産地は済州(チェジュ)、海南(ヘナム)だ。
大長征の第一歩は、4月4日午前8時、汝矣島(ヨイド)の国会で始められる。国会内外に植えられた桜の木を精密に調査する計画だという。そのまばゆい姿を汚した歴史のほこりを払い落とすこと、醜い人間史に捕獲された桜を放つことだ。
圧縮するなら「100年桜の歴史清算」だ。大長征が始まった。
UPIニュース(韓国語)
http://www.upinews.kr/newsView/upi202203280068