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【韓国】サムスンスマホ、性能詐欺で米国で集団訴訟か
2022年3月24日、韓国メディア・マネーSは「GOS(ゲーム最適化サービス)問題で物議を醸しているサムスン電子が韓国に続き米国でも集団訴訟の危機に直面している」と伝えた。
IT業界によると、米サンフランシスコの法律事務所が最近、GOS問題に関する集団訴訟に向け法的検討を進めている。「サムスン電子は一部スマートフォンにおいてアプリ性能を意図的に制限し、GOS適用の事実を消費者に正確に公開しなかったものとみられる」「サムスン電子の説明とは異なり、GOSはInstagram、Facebook、YouTube、TikTokなど一般アプリにも適用されている」「こうした行為が州及び連邦法に反していないかを検討中だ」とし、訴訟参加者を募っているという。
また、米国の集団訴訟専門法律諮問「TOP CLASS ACTIONS」によると、現地時間11日に米国の個人消費者3人がニュージャージー地区連邦地裁にサムスン電子米国法人とサムスン電子を相手取り、訴訟を起こしている。訴訟対象はGalaxy S10、S20、S21、S22シリーズなど、GOS搭載モデル。
現在、韓国の一部消費者も「表示広告法」違反で集団訴訟を準備している。NAVERカフェ「サムスン電子GOS集団訴訟」によると、現在、1次訴訟に約2050人が参加の意向を示しているという。
GOSは、高性能が求められるモバイルアプリのゲームアプリを駆動する場合、機器の1秒当たりのフレームやGPUの性能を意図的に落とし、機器の状態を最適化するというGalaxyスマートフォンの基本機能。これにより、多くのアプリの性能が意図的に下げられているとされる。以前のモデルではGOSを迂回する方法があったが、One UI 4.0のアップデート以降は迂回路が遮断され、絶対的にGOSが適用されるようになったという。
サムスン電子はこの件に関し、アップデートを通じてユーザーにGOS選択権を提供すると共に謝罪したが、火消しには至っていない。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「また、みっともないことを」「韓国ではメディアはサムスンの味方をするだろうが、米国では無理だろうね」「韓国内ではどうにかしてうやむやにするつもりだっただろうが、米国ではそうはいかない。フォルクスワーゲンも撤退に高額課徴金、株価急落を味わった。サムスン電子も同じ道を歩むことになるだろう」「兆単位の罰金を期待する。国民を馬鹿にしているひどい会社だ」「詐欺を働いたら代償を払わねばならない。米国で厳しく教育してもらえ」「米国の裁判所は怖いぞ」「ずっとサムスン製品を愛用してきたけど、これはひどいと思う。きちんと謝罪し、補償し、まともな物を作るべきだ」「全額払い戻しにしてほしい。S21を持ってるけど、もう使いたくない」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
Record China 2022年3月28日(月) 7時10分
https://www.recordchina.co.jp/b891552-s39-c30-d0195.html