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✨タイムマシーンで・レトロへ!
廃墟というより博物館的かな?カナダにある「153マイルストア」は、およそ60年前に閉店したのにもかかわらず、店内は時が止まっているかのよう。中の商品まるっと当時のままなのだ。
1914年から1963年まで時代とともにいろいろなお客が立ち寄ったこの店は、地元の人に愛されながら営業中と見まごうほどの状態を保っている。
一歩入ればタイムスリップ気分に浸れるビンテージ雑貨店。その店内をちょっとのぞいてみよう。
【画像】 60年も営業当時のまま!タイムカプセルみたいな153マイルストア
店内映像は9:30ぐらいから
Abandoned Store Left in 1963 | Everything is Still Inside | Time Capsule | Destination Adventure
動画はカナダの映画製作者でYouTuberのダスティン・ポーターさんが投稿したもの。冒険好きなポーターさんは地元でも有名な153マイルストアを訪れた。
といっても実はここ約60年も前に閉店している。なのに取り壊されもせず、当時の品物がそっくりそのまま置いてあるのだ。
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見た目になつかしいドアから入ると、そこは一気に1960年代。ずらりと並んだ商品のデザインといい雰囲気といい、時を飛び越えたような錯覚に陥る。
半世紀以上も経ったならかなり廃墟化してると思いきや、すっかり裏切られた感じ。何もかもがきちんと整頓されていて状態もとてもいいのだ。
コンビニもない時代、あらゆるものを扱っていた雑貨店には本当にいろいろなものが置いてある。生活必需品から家電、嗜好品、おもちゃまでバラエティ豊かだ。
しかも中身も新品ばかり。化粧品やスパイス類も手つかずでそのまま入っているらしい。
昔の電話やラジオ、現役だったのかモールス信号機まであったり。
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空間まるごと当時のままとかその年代の人にとってはまさにタイムカプセルだろうな。
1900年代から1960年代まで。思い出がいっぱいの店を地元の人が保存
1914年から1963年にかけて営業していた153マイルストアは、カナダのブリティッシュコロンビア州ウィリアムズレイクの丘の上に建っている。
ゴールドラッシュ時代にイタリア人入植者のルイ・クロシーナさんが建設したこの店は、一攫千金を狙う採掘者や牧場主、開拓者や先住民にも利用されたという。
その後も地元で親しまれていたが、1963年に当時の店主のリル・クロシーナさんが店番中に心臓発作で亡くなってしまった。
通常ならお店はそこでたたまれるはずだが、クロシーナさん一家と古くから親交があるパテノード家のラスティさんとロジャーさん兄弟が、思い出がたくさんつまったお店の保存を続けているという。
現在はロジャーさんが所有者となり管理しているが、やはり維持費がかかるためウィリアムズレイク市の歴史的建造物に登録申請する予定だ。
過去をまるごと封じ込めたような153マイルストアには多くの古物ファンも注目している。これからも当時を伝える建物として存続していけるといいね。
References:boingboingなど /written by D/ edited by parumo