「人一倍強いバッターになり甲子園に戻る」花巻東・佐々木麟太郎、無安打2三振で敗戦…悔しくて号泣

「人一倍強いバッターになり甲子園に戻る」花巻東・佐々木麟太郎、無安打2三振で敗戦…悔しくて号泣

「人一倍強いバッターになり甲子園に戻る」花巻東・佐々木麟太郎、無安打2三振で敗戦…悔しくて号泣

1: 名無しさん@恐縮です 2022/03/24(木) 06:39:50.17 ID:CAP_USER9
3/24(木) 6:00配信 スポーツ報知
https://news.yahoo.co.jp/articles/9aaa9f6de787d1f089d79f04562045ccc6cf2a8c

◆第94回センバツ高校野球大会第5日 ▽1回戦 市和歌山5―4花巻東(23日・甲子園)

 高校通算56発を誇る花巻東(岩手)の2年生スラッガー・佐々木麟太郎一塁手が、初戦で散った。最速149キロ右腕の市和歌山・米田天翼(つばさ)投手(3年)の前に、4打数無安打2三振。持ち味の豪快なスイングで甲子園を沸かせたが、快音を響かせることはできず、チームは4―5で敗れた。試合後は、悔しさから号泣。さらに力を付け、聖地へ戻って来ることを心に誓った。

 麟太郎の甲子園デビュー戦は、フルスイングを貫いて終わった。「3番・一塁」で先発。初回無死一、二塁の好機で1ボールからの2球目、市和歌山・米田の高め140キロをフルスイングした。振り切ったあと、後ろによろめくほど豪快なフォロースルーにどよめきが起きた。だが、結果は空振り三振。4打数無安打1死球と不発に終わり、「自分のセンスのなさが結果に出ている。チームとして負け、個人としてもふがいない結果に終わってしまったことに責任を感じています」と涙を流した。

 鮮烈な聖地デビューはならなかったが、13度の“マン振り”は甲子園を席巻した。プロデビュー戦で金田(国鉄)に4三振を喫した長嶋(巨人軍終身名誉監督)ばりの全身全霊のスイングで、強烈な個性を示した。昨年12月に胸郭出口症候群のため両肩を手術。肩の動きに制限をかけながらボールを打ち始めた3月上旬、「とにかくフルスイングしたい」と切望していた。バットを振り始めて、わずか3週間で調整。三飛に倒れた3打席目は、この日最速145キロの直球に食らいついた。

 菊池(ブルージェイズ)や大谷(エンゼルス)ら、父・洋監督(46)が指揮する花巻東の先輩たちが聖地で躍動する姿を幼少期から目に焼き付け、「花巻東のユニホームを着て日本一を取るんだ」と心に決めた。入学からたった1年で、OBの大谷に並ぶ高校通算56本塁打。怪物スラッガーへと成長し、積年の夢をかなえるために臨んだ舞台だっただけに、「甲子園には人一倍の思いがある」と、無念の初戦敗退に涙が止まらなかった。

 今大会では真鍋慧(広陵)、佐倉侠史朗(九州国際大付)ら内野手スラッガーに、前田悠伍投手(大阪桐蔭)を加えた“2年生四天王”としても注目を集めたが、最初に甲子園を去ることになった。「監督からは、大谷選手よりセンスがなく、早熟タイプだと言われてきた」という麟太郎は、その言葉を受け止め、進化を期す。「センスのなさとか、そういうところが自分には足りない。夏に向けて一から練習して、人一倍強いバッターになって甲子園に戻ってきたい」。怪物が聖地に刻む伝説は、まだ序章に過ぎない。(小山内 彩希)

 ◆佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年4月18日、岩手・北上市生まれ。16歳。幼少時から野球を始め、小1で江釣子ジュニアスポーツ少年団に入団。江釣子中では金ケ崎シニアに所属。高校では1年春から「2番・一塁」で、同秋から3番。183センチ、117キロ。右投左打。家族は両親と妹。



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