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2位はロンブー淳「大学に社会人入学した」意外な芸能人ランキング
タレントの小倉優子(38)が、テレビ番組『100%!アピールちゃん』(TBS系)の企画で、来年度の早稲田大学教育学部への合格を目指しています。
今、社会人の学び直し「リカレント教育」は注目を集めています。一部企業では社員の学び直しを支援する動きがあるなど、決して珍しいことではないのです。
そこで今回は、社会人になってから大学・大学院に合格した芸能人のなかで「意外だ」と感じる人について、30〜40代の女性にアンケートを取りました(※)。
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Q. 社会人になってから大学・大学院に合格した芸能人のなかで「意外だ」と感じる人は?(複数回答)
10位 知花くらら(37歳で京都芸術大学に入学)
同率8位 佐々木望(46歳で東京大学に入学)
同率8位 菊池桃子(40歳で法政大学大学院に入学)
同率6位 東貴博(51歳で駒澤大学に入学)
同率6位 秋吉久美子(53歳で早稲田大学大学院に入学)
5位 中丸雄一(24歳で早稲田大人間科学部eスクール人間環境科学科に入学)
4位 相川七瀬(45歳で國學院大学に入学)
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◆8位は、東大法学部に合格した人気声優・佐々木望
10位には、モデルの知花くらら(39)がランクイン。2006年に上智大学を卒業していますが、37歳で京都芸術大学の建築デザイン科の通信制に入学しました。第一子、第二子の妊娠と出産という多忙な日々と両立して、2021年に見事卒業を果たしました。
8位には、40歳で法政大学大学院に入学した菊池桃子(53)。大学院では雇用政策を研究し、2012年に政策創造専攻修士課程を修了しました。現在は母校の戸板女子短期大学の客員教授に就任し、学生への講義を担当しています。
同じく8位にランクインしたのは、2013年に46歳で東京大学法学部に入学した声優の佐々木望(55)。『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助など、数々の人気アニメで演じてきた人気声優です。声優の仕事と学業を両立し、休学期間をはさみながら、入学から7年後の2020年3月に卒業しています。
6位には、“東MAX”こと東貴博(52)がランクイン。51歳で駒澤大学法学部政治学科に社会人特別入試で受験し、合格。2021年4月に入学を果たし、現在も在学中です。
同じく6位にランクインしたのは、女優の秋吉久美子(67)。2007年に53歳で早稲田大学大学院公共経営研究科に入学。修士論文の提出時期と舞台稽古が丸かぶりするという過酷なスケジュールを乗り越え、2009年に修了しました。
5位には、KAT-TUN・中丸雄一(38)がランクイン。24歳で早稲田大人間科学部人間環境科学科の通信制に入学し、5年かけて2013年に卒業を果たしました。卒業論文では「黒人音楽のグローカリゼーション」を研究。最高評価を獲得した優等生だったとか。
◆4位の相川七瀬は、45歳で國學院大学神道文化学部に入学
4位には、2020年に45歳で國學院大学神道文化学部に入学した相川七瀬(47)がランクイン。『夢見る少女じゃいられない』を代表曲に持ち、ロックで激しいイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが、相川はもともと神社が大好き。
日本の伝統文化や祭祀を次の世代に引き継ぐお手伝いがしたい、という思いから「神道」を勉強しようと思ったとか。自身のインスタグラムでは先日、2年生への進級が決まったことを報告していました。
◆3位のエド・はるみは、51歳で慶應義塾大学院に入学 27%
3位には、「グ〜!」で一世を風靡したエド・はるみ(57)がランクイン。2016年に51歳で慶應義塾大学院システムデザイン・マネジメント研究科に入学し、2018年に修士課程を修了しました。
「身体的アプローチにより、ネガティブな感情をポジティブに反転させる“ネガポジ反転”手法の提案」が修士論文のテーマ。今も研究を続けており、博士課程に進んで博士号を取ることを考えているそう。
エドは、自身の描いた絵が美術展覧会「二科展」の絵画部門で2度入選を果たすなど、モノ作りにも没頭中。これも「思考と実践の循環」という自身の研究テーマに関連しているというから、まだまだエドの研究は続いていくようです。
◆2位のロンブー田村淳は、44歳で慶應大学大学院に入学 31%
2位には、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(48)がランクイン。田村はAbemaTVの番組の企画で青山学院大学への入学を目指していましたが、不合格に。
その直後に慶應大学法学部・通信教育過程を受験し、小論文を含む書類選考を経て、2018年に44歳で入学を果たしました。しかし在学中は、大学の試験と仕事のスケジュールの調整に苦戦。
他の学び方がないかと考えた田村は、大学卒業実績はなくても「大学卒業相当の経験」があれば受験できる大学院の存在を知り、2019年に45歳で慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科へ入学を果たしました。今年3月には、修士課程を修了したことを報告しています。
大学院では、青学受験前から興味のあった「人の“死に方”に多様性を提案すること」を研究。「itakoto(イタコト)」という遺書動画サービスを立ち上げました。
1位には、欽ちゃんこと萩本欽一(80)がランクイン。2015年に73歳で駒澤大学仏教学部の社会人特別入試に合格し、入学を果たしました。もともとは自身の認知症対策のために勉強していましたが、次第に勉強の面白さを実感。その中でも興味を持った仏教を学ぼうと思ったことが、入学のきっかけでした。
しかし、78歳だった2019年5月に自主退学。「お笑いの仕事がすごい邪魔だった」と感じるほど学業に専念していましたが、とあるファンから「昔、腹が痛くなるほど笑わせてもらった」と言われたことで考え方に変化が起きたといいます。
「最近は腹が痛くなるほど笑わせてない」と痛感した欽ちゃんは、「自分が全力で笑いに取り組める時間はそう長くはなく焦りを感じた」ことを機に退学を決意した、とのちに語っていました。
最近は、YouTubeチャンネル「萩本企画」で『欽ちゃん、80歳の挑戦』と題した配信を週に3回行っています。
以上、社会人になってから大学・大学院に合格した芸能人のなかで「意外だ」と感じる人についてご紹介しました。社会人を経験したからこそ、学びたいことができる人が多いのかもしれませんね。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2022年3月15日
有効回答者数:30~49歳女性200人
<文/るしやま>