岡田彰布氏 阪神の六回継投タイミングは最善策だったのか?

岡田彰布氏 阪神の六回継投タイミングは最善策だったのか?

岡田彰布氏 阪神の六回継投タイミングは最善策だったのか?

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 「阪神0-6ヤクルト」(26日、京セラドーム大阪)
 痛い開幕2連敗だ。両軍無得点で迎えた六回2死一、二塁。阪神・矢野燿大監督(53)は小川を続投させたものの、結果的に4点を失うイニングとなった。開幕戦での7点差からの逆転負けに続き、中継ぎ陣の不安定さも改めて露呈する形となった。
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 六回の継投のタイミングに疑問が残った。阪神は2死満塁で小川がサンタナに先制2点適時打を許した後、左打者の長岡の場面で左腕の渡辺を投入した。
 だが、2点を取られた後に渡辺を投入するのであれば、2死一、二塁で村上を迎えた場面ではなかったか。
 小川は村上の前打者・山田にフルカウントから粘られながらも右飛に打ち取った。オープン戦の最多球数が96球で、これが100球目。アップアップでよく投げたし、左打者の村上を迎えることを考えれば、ここで降板させるべきだろう。
 開幕2戦目でのプロ初先発で好投したことは素晴らしいが、今日は小川に託す試合ではない。まだ完全に信頼を得た投手ではないし、今日のような投球ができれば次回以降に勝てるチャンスはある。開幕戦を嫌な形で落とした首脳陣が、村上を迎えた場面で「小川続投」の選択はチームの勝利を最優先させた策と言えるのだろうか。
 また、ヤクルトの先発・高橋は抜群に良かった。打線は直球を捉えられず、完全に力負けしていた。まして、25日の開幕戦の五回から、打線は得点を奪うどころか、ヒットもほとんど出ない悪い流れが続いていた。ロースコア勝負となることは予想できたはず。まず先制を阻止することを優先するべきだろう。
 小川が村上に四球を与え、続くサンタナに打たれたという結果で疑問を呈しているわけではない。継投に答えはなく、抑えれば正解、失敗すれば間違いとなるものだ。ただ、状況を考慮した上でチームの勝利を優先し、納得できる現状での最善策を採ったのか。
 開幕2連敗と苦しいスタートとなったが、現状を打破する選手の奮起に期待したい。


継投ミス、と言われても仕方のない内容でした。

【岡田彰布氏の眼】阪神 六回の継投タイミングは最善策だったのか?/阪神タイガース/デイリースポーツ online  https://www.daily.co.jp/tigers/2022/03/27/0015167784.shtml  @Daily_Onlineより


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