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猫は水に濡れるのを嫌う……という話はよく聞きますが、猫さんによっては水に濡れるのを気にせず、むしろ気に入っている子も存在します。
以前、弊社の記事でご紹介した「容器に片手を入れたまま水を飲む猫さん」こと、サイベリアンの睦(りく)くん。子猫の頃の気まぐれかな、と思っていたのですが、成猫に成長すると飲み方も進化。なんと両手を水に浸して飲むようになったのでした。
飼い主さんがTwitterに「成猫になった睦の真剣な水飲みシーン」の言葉とともに投稿したのは、水の入った容器に両手を突っ込み、ドヤ顔の睦くん。堂々とした態度からは、これは偶然手が入ったのではなく“自分の意志で”入れていることがうかがえます。
もともと、なぜか片手を水の中に入れて飲むことがルーティンと化していた睦くん。この頃も濡れた手をものともせず、真剣な表情で水飲みをしていましたが……片手だけでは飽き足らなかったのでしょうか?
飼い主さんにこれまでの流れをうかがうと「生後3か月頃にお迎えしてすぐ、片手を浸して飲むようになりましたが、そこから1か月ほど経って家と人間に慣れたからか、だんだんと両手を入れる頻度が増えていったように思います……」とのこと。
生後4か月を過ぎる頃には、完全に両手を入れて飲むようになっていたという睦くん。現在もほぼ毎回のように両手を入れ、水を飲んでいるそうです。
まず両手を入れてから飲み始めるため「ボチャンと音がするので、水飲みのタイミングはすぐ分かります」。飲んでいる姿をよく見ると、手で水をすくうようにして飲んでいることが分かります。
どうやら、じかに水を飲むのではなく、一度手にすくってから飲みたいタイプのよう。しかし睦くんは長毛種のサイベリアンですから、手はたっぷりの水を含んで周りをビショビショにしてしまう危険も。
このため飼い主さんは、水飲み容器周辺の床に吸水性の高いマットを2枚敷いて対処。それでも「手を振るって水気を調節するので周りに飛びますし、飲み終わった後は気にせず出かけるので、廊下まで濡れていることがよくあります」と、お手上げ気味の様子です。
一体なぜ両手を水に浸すのか、睦くんと話ができれば是非インタビューしてみたいところなのですが……。きっと何かの拍子に“お気に入り”になったんでしょうね。
<記事化協力>
睦(Riku)さん(@Riku_Siberian)
(咲村珠樹)