阪神　2年連続の開幕投手・藤浪は7イニング3失点「何とか粘ってゲームをつくれた」と納得

【阪神】2年連続の開幕投手・藤浪は7イニング3失点「何とか粘ってゲームをつくれた」と納得

◇２５日　ヤクルト―阪神（京セラドーム大阪）

　２年連続で開幕投手を務めた阪神の藤浪晋太郎投手（２７）は７イニングを６安打３失点だった。当初は昨年２冠の青柳投手が初の開幕投手に指名されていたが、新型コロナウイルス感染の陽性判定を受けたことから、オープン戦で好投していた藤浪に白羽の矢が立った。

　立ち上がりはいきなり塩見に右翼へ二塁打され、１死後には山田にカットボールのすっぽ抜けで死球。２死後、サンタナに１５６キロのストレートを適時打され、先制を許した。しかし、味方がすぐさま逆転し、大量援護。６回には長岡に適時二塁打、７回には代打の浜田に左越えソロアーチを浴びたが、リードを保って後をリリーフ陣に託した。

　「調子が良かったわけではないですが、その中でも何とか粘ってゲームをつくることができたのはよかった。先発として最低限の仕事はできたのかなと思う」

　昨年は初めて務めた開幕投手で５イニングを２失点で勝利投手に。それでも３勝止まり。春夏連覇を果たした大阪桐蔭高からドラフト１位で入団してから３年連続２桁勝利をマークして以降は７勝、３勝、５勝、０勝、１勝、３勝と低迷が続いている。７年ぶりの２桁勝利へ幸先の良いスタートとなるかどうか。