赤星憲広氏　阪神4番・佐藤輝の成長が感じられた高めボール球の見逃し

新打線は機能した。中でも4番・佐藤輝の内容は良かった。狙い球を絞っているのか配球を読んでいるのか、追い込まれるまでは待っている球種もしくはコースをフルスイングしていた。

　成長が感じられた1球がある。3回の2打席目、初球の高めカットボールを見逃したが、昨年はあのゾーンは反応で振っていた。ところが、しっかりと見極められており、春季キャンプから取り組んできたことが実践できている。ボール球を見逃すことができれば、相手バッテリーはストライクゾーンで勝負せざるをえず、おのずと空振りや三振の数は減るし、打率は上がる。1打席目は三塁へのボテボテの内野安打だったが、そこからの3打席連続安打スタートは決して偶然ではない。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/0867d8d3eff5812cda96421d8ccb80bb5f123ee2

佐藤はインハイは追い込まれるまで捨ててたかと思えば、4打席目は逆に狙ってた。インから少し真ん中に入った球を昨日はファールしてたけど、あれを打ち出したら夢が膨らむ。4番とは言えまだまだ成長を楽しみながら打席を見たい。

打線は最高のスタートになったんじゃないかな。特に佐藤は今年ある程度の打率と打点は残すと思った。しかし糸井はさすがとしか言いようがない。後はマルテ、大山あたりが繋がれば打つ方は安心して見られる。