あわせて読みたい
日本ハム・新庄監督「頑張るな、楽しめ」を徹底 根底に打てない前提〝弱者の兵法〟
東スポWeb
日本ハム・新庄監督「頑張るな、楽しめ」を徹底 根底に打てない前提〝弱者の兵法〟
気負いはない(東スポWeb)
日本ハムの「BIGBOSS」新庄剛志監督(50)が、いよいよシーズン本番を迎えた。その手法に賛否はあれど、ここまで球界の話題を引っ張って来た。しかし、指揮官に気負いはない。というより、リラックスムードが強まっている。
敵地・ペイペイドームでの前日練習でも「地元福岡でやれる喜びは不思議な感じもするし楽しみでしかない。でも、やることはいつも言っているようにキャンプからやってきたことをやってもらう。結果が出なくて下向いたり、緊張しすぎてプレーが固かったりしてる選手はすぐ外します。楽しんで、遊び心を持ってやってほしい」とこれまで折につけ強調してきた「頑張るな、楽しめ」というチーム方針を再点検した。
この開幕3連戦で「遊びます」とソフトバンク側を挑発するような言葉選びをしてきた真意は「『遊び心』ね。緊張させない、力を抜かせる、という気持ちで行ってほしいなという意味で。楽しいことは遊び心を持ってやらないとうまくいかないと思うし、力んでばっかしいたらいい結果も出ない。この場を楽しみなさい、遊びましょうよと(いう意味)」と自軍に向けた発言だったという。
相手先発・千賀には敬意を表している。「たくさん点を取れる気はしないし、千賀君というすごいピッチャーをベンチにいる選手に経験させたい。まずは打席に立たせて、すごいボールを見せておけば後が楽かなというのもある」。
その上でスタメンについては「一応(データを)見ましたけど、ほぼほぼ打ってないから誰でもいいかなって(笑い)。スタメンに関してはそんな大事と思っていない。本人たちは大事かもしれないけど全員で戦っていく。まあ、見といてください。たぶん想像しても分からないと思うから」と準備しているプランへの自信を語った。
打てないことを前提に極端な策を仕掛けていく可能性もあるのか。いずれにしても、相手を挑発で力ませ、自軍に対してはいかに緊張をさせる暇を与えず力を抜かせるか。その「柔の雰囲気作り」と「弱者の兵法」の徹底がBIGBOSS野球の肝のようだ。
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220325-04084079-tospoweb-000-2-view.jpg
https://news.yahoo.co.jp/articles/03fb64514b0b8b21f3c2eaea4b50bf033512ef79