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ウィザーズ・八村塁、今季初先発で10得点 チームは連敗を6で阻止 ジェームズは38得点で歴代2位に浮上
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NBA東地区全体12位のウィザーズは19日、地元ワシントンDCで西地区全体9位のレイカーズと対戦し、127―119(前半58―67)で競り勝って30勝40敗。最大16点差をつけられながら土壇場で反撃し、リードチェンジ7回と同点2回を数えた第4Qを34―20で制して連敗を6でくい止めた。
11日にロサンゼルスで行われたこのカードでは109―122で敗れていたが、ホームゲームではリベンジ。移籍7戦目となった221センチのクリスタプス・ポルジンギス(26)が第4Qの16得点を含めて27得点をマークしてチームの勝利に貢献した。
今季出場全66試合に先発していたフォワードのカイル・クーズマ(26)が右膝を痛めたために、ウェス・アンセルドJR監督(46)は八村塁(24)を今季初めて先発で起用。八村はレブロン・ジェームズ(37)とマッチアップした。
出場30試合目で初先発となった八村は開始38秒、右サイドでプルアップからジャンプシュートを決め、これがチームの初得点となった。第1Qでは4得点。しかし今季の成功率が50・0%となっていた3点シュートは2本とも失敗した。
後半に入って第3Qの4分すぎ、ローポストからのパワープレーを決めたところで10得点。2ケタ得点は7試合連続となったが、3点シュートの成功はなく、勝負どころの第4Qではほとんど出番はなかった。
レイカーズは30勝41敗。11日のウィザーズ戦で50得点を記録していたレブロン・ジェームズ(37)は前半での23得点を含む38得点。第2Qの4分9秒、この日3本目の3点シュートを決めたところで19得点となり、通算では3万6928得点となって歴代2位のカール・マローン(元ジャズほか)に並んだ。そしてこのクオーターの6分40秒、右サイドからカットしてスタンリー・ジョンソン(25)からのバウンズパスをもらうと、八村らをかわしてゴール下でシュートを決めて“マローン超え”を達成。敵地ながらウィザーズの本拠地「キャピタル・ワン・アリーナ」の観客はスタンディング・オベーションでその快挙を称えた。
19シーズン目を迎えているジェームズの通算得点はレギュラーシーズン1363試合目を終えたところで3万6947。カリーム・アブドゥルジャバー(元レイカーズほか)が保持している歴代最多記録(3万8387)まではあと「1440」にまで迫っている。
さらに今季の平均得点は前日の29・65から29・81に上昇し、ヤニス・アデトクンボ(27=バックス)に0・01点差をつけて3位から2位に上昇。1位のジョエル・エンビード(28=76ers)には0・17点差まで迫っており、14シーズンぶり2度目の得点王も視野にとらえている。
昨季ウィザーズに在籍したラッセル・ウエストブルック(33)は22得点、10リバウンド、8アシスト。レイカーズは第3Q中盤までは優勢だったが、大詰めで競り負けてここ5戦では4敗目を喫した。
なおプレーオフ進出に可能性を残す下限は東西両地区の全体10位まで。この日の勝利で12位から11位となったウィザーズは残り12試合となった段階で東地区全体10位のホークス(35勝35敗)とは5ゲーム差となっている。
<八村の全オフェンス>
▼第1Q(出場7分57秒=4得点)
(1)38秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・ネト)
(2)1分49秒・正面やや右から3点シュート=×
(3)5分41秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・ポルジンギス)
(4)7分50秒・左コーナーから3点シュート=×
▼第2Q(出場8分26秒=2得点)
(5)7分26秒・ハイポストでリーブスとの1対1からドライブして左手でレイアップ=×
(6)10分19秒・ウエストブルックからスティールしてゴール下で左手でフック=○
▼第3Q(出場8分22秒=4得点)
(7)2分27秒・正面からプルアップでジャンプシュート=○
(8)4分56秒・右ローポストでパワープレーからゴール下=○
(9)6分25秒・左ベースライン際からジャンプシュート=×
▼第4Q(出場30秒=シュート機会なし)