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【野球】<もういい加減「◯◯ジャパン」と言って監督を持ち上げるのはやめにしませんか?>野球界ではいまだに監督ファースト当たり前
ヤクルト・スワローズ対オリックス・バファローズという、メディアから見ると地味な(失礼)顔合わせで、盛り上がるかどうか少々心配だったが、杞憂に終わった。野球を長年見続けてきた玄人ファンにとっても、手に汗握る内容の濃い試合が続いた。
前年度最下位のチーム同士の日本シリーズは史上初。それぞれチームをリーグ優勝に導いたのは、スワローズの高津監督とバファローズの中嶋監督だが、どちらも、俺が俺がというタイプの目立つ監督ではなく、その人間力で選手を引っ張る素晴らしい監督だと思う。もしも私がプロ野球選手ならば、こういう監督の下でプレーしてみたい。
その日本シリーズを見ていて気になったのは、試合終了後のインタビューである。
京セラドーム大阪に足を運んで観戦した1戦目もそうだったのだが、日本シリーズでは試合後の勝利インタビューは、最初に勝利監督が出てきて、その次に勝利に貢献した選手という順番である。でもこれっておかしくないか…?
勝利インタビューをするなら、まず選手だろう。そもそも監督に球場のファンの前でテレビ中継のインタビューをする必要はないのではないか。
スポーツ界ではどの種目でも、“アスリート・ファースト(選手第一)”が叫ばれて久しいが、野球界ではプロ野球もアマチュア野球もいまだに“監督・ファースト”が当たり前なのだ。
スポーツ新聞やテレビのスポーツ・ニュースでは、勝ったチームだけでなく、負けたチームも含めて、選手だけでなく采配した監督のコメントも必要だろうが、勝利直後の球場での勝利インタビューで、真っ先に監督が出てくるのには違和感しかない。
オリンピックやWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)などの注目される国際大会に出場する日本チームは、その時の監督の名前を冠して「長嶋ジャパン」や「王ジャパン」「星野ジャパン」などと呼ばれる。
代表チームのみならず、現役時代に人気のあった有名選手が人気球団の監督になった場合も、チーム名の前に監督の名前を付けて呼ぶ習慣が日本のメディアにはある。これらは昔から球界では当たり前だが、ずっとおかしいなと思ってきた。野球をやるのは、あくまで選手なのだから。
因みにアメリカのメジャーリーグで、監督の名前をチーム名の前に掲げて報道するのは記憶に無いし、球場で試合後にファンの前で勝利監督インタビューするのも見たことない。
メジャーリーグでも試合後に、勝利に貢献した選手の、テレビの生放送用のインタビューがフィールドで行われることも多いが、その音声は日本と違って通常は球場内には流れない。これに関しては、球場に来たファンに向けてのサービスとして、インタビューの音声を球場内のファンにも聞こえるように流せば盛り上がるのに、とは思う。
現代ビジネス 3/24(木) 8:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad8c624a8c6e77b4bd0bb662bf520d36908ae239
むしろだいたいサッカーから輸入してる