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窮地の森保ジャパンを救うキーマンは? 前園真聖氏が〝2人のドリブラー〟を指名
東スポWeb
東京五輪でも躍動した三笘薫(左)と久保建英(東スポWeb)
森保ジャパンに〝救世主〟は現れるのか。日本代表は24日にカタールW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(シドニー)に臨む。勝てば7大会連続のW杯出場が決まる大一番が目前に迫る中、チームは攻撃陣の主力に辞退者が相次ぐ非常事態に直面。元日本代表MFで本紙評論家の前園真聖氏(48)は、窮地を救うキーマンとして2人の選手を指名した。
決戦を控える森保ジャパンで、特に不安が広がっているのが攻撃陣だ。今季絶好調だったFW古橋亨梧(セルティック)は右太もも裏の負傷の影響で選外となった。メンバー発表後には、1トップで不動のレギュラーだったFW大迫勇也(神戸)が負傷のため参加を辞退。さらに代役候補として注目を集めたFW前田大然(セルティック)までもが、コンディション不良で不参加となった。
この苦しい状況の中で、強敵オーストラリアの鉄壁の守備陣を崩すにはどうすればいいのか。前園氏がまず挙げるのがMF三笘薫(24=サンジロワーズ)だ。「ドリブルで仕掛けられるので、オーストラリアのような大柄な選手が多いチームには効果的になると思います。しかも、三笘は前回対戦した昨年10月の試合に出場していません。もちろん相手も研究しているとはいえ、データも少ない可能性があり、そういう選手が入ってくるのは嫌がるのではないでしょうか」と指摘する。
三笘は日本が苦境に立たされていた昨年11月のオマーン戦で後半開始から投入されると、何度もドリブル突破を見せて攻撃を活性化させ、MF伊東純也(ゲンク)の決勝ゴールをアシスト。衝撃的なA代表デビューで救世主となった。今回の相手となるオーストラリアに対しても三笘のドリブルは絶大な威力を発揮すると前園氏は分析。基本的には後半の投入と見ているが、スタメンへの抜てきも「アリだと思います」と大きな期待を寄せている。
そしてもう一人のキーマンが〝至宝〟のMF久保建英(20=マジョルカ)だ。「久保は今マジョルカでチャンスをつくっていますし、期待が持てるプレーを見せています。おそらく途中出場になるかと思いますが、仕掛けられてクイックネスがあるのでファウルをもらえますし、PKを取ることも期待できます。相手にとって脅威となるはずです」と日本のジョーカー役として注目する。
さらに久保には強力なFKもあり「スペシャリストですし、彼のキックは一番チャンスが生まれると思います」。セットプレーで魔法の左足から決定機が生まれると予想した。
日本の誇るドリブラーコンビは、W杯出場を決めるヒーローとなれるか――。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/9d3bd70d11a96eeb9eba3e9102d3dfde7aea7d5b