22年はハートでU2！阪神梅野隆太郎決めた新パフォ　先発マスク濃厚開幕戦へ「熱く戦う」決意

22年はハートでU2！　阪神梅野隆太郎捕手（30）が、今季の新ホームランパフォーマンスを決定した。

日刊スポーツ公式Twitterアカウント「極トラ・プレミアム」でアイデアを募り、厳選した9つのポーズを提案し、「ハートU2」を選んだ。昨年の「U2ポーズ」からさらに進化した。25日のヤクルトとの開幕戦（京セラドーム大阪）で先発マスクが濃厚。「熱く戦う」と決意を明かした。（取材・構成＝三宅ひとみ）

梅野がファンから届いた新ホームランポーズをじっくりと吟味した。2年連続となった日刊スポーツとのコラボ企画。「これ、なんなん？　TTポーズって（笑い）。絶対、ウケ狙っているやろ」とツッコミを入れながらもどこか楽しげだ。公式Twitterアカウント「極トラ・プレミアム」に届いた数多くのアイデアから9ポーズを厳選。「これでいっとこうか！」と決断。「ハートU2」のポーズに決まった。「かわいいよね。けど男の子だからな、俺は…」と悩みながらも、老若男女問わずにまねできることが決め手となった。

熱いハートを共有できる新ポーズだ。カッコよく決まるコツは両拳をくっつけすぎないことだ。両手の親指と人さし指だけをくっつけることできれいなハートができる。梅野も「そういうことね！」と納得。マルテの「ラパンパラポーズ」や佐藤輝の「Zポーズ」とはまた違う雰囲気で、ファンと喜びを分かち合える。「熱くとか、そういういろんな意味があると思うし、ハートっていうのは気持ちの面でも大事。あとはファンと心1つになって、熱くシーズンを戦っていきたい」と呼びかけた。

昨年も同様にファンからポーズを募り、「U2ポーズ」に決定。今回は梅野からの提案だった。「また、何かあれば、（募集を）やっといてよ！」ともちかけ、実現した。昨季の本塁打は3本。キャリアハイの9本には及ばなかったが、目指すはプロ入り初の2桁本塁打だ。「キャリアハイってなったら2桁打ちたいんで、そこをね、目標にもちろん頑張っていきたい」とポーズ連発を約束した。

21年オフは国内FA権を行使せず、3年契約で残留を決意。1月の自主トレでは内容のある打席にこだわることをテーマに、フォームを試行錯誤し、打撃を強化。18日のオリックス戦では一時同点となる適時三塁打を放つなど、結果も出ている。「今やっていることが実際に結果としても出ているし、対応能力的にも実戦が増えて、その中で対応できるものが増えてきたのかなと。自信を持ってシーズンに臨んでいきたいと思いますね」。

25日のヤクルト戦では、6年連続の開幕マスクが濃厚。持ち味の「バズーカ」と勝負強い打撃で、藤浪をリードする。開幕まであと1日－。今季は勝利とともに、情熱的な「ハートU2」をファンに1つでも多く届ける決意だ。

◆昨年は「U2ポーズ」　阪神梅野が昨年2月の沖縄・宜野座キャンプでのインタビューで「何か案があればどんどん欲しい」と新ホームランポーズを逆提案。日刊スポーツの公式ツイッターアカウント「極トラ・プレミアム」でアイデアを募集。約100通の応募の中から10案に絞り、その中から梅野のUと背番号2にちなんだU2ポーズを採用した。5月30日の西武戦での今季1号で初披露した。