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阪神矢野監督「いろいろ考えながらやっていく」打線の並びは流動的
<オープン戦:オリックス2-1阪神>◇20日◇京セラドーム大阪
確定した先発ローテとは対照的に、阪神打線の並びは流動的な部分を残した。
試合後、矢野燿大監督は「チカ(近本)とテル(佐藤輝)がしっかりした内容と結果を残してくれたのは軸になるところなので落ち着けるかなと思う。他の打順はちょっとシーズンの中でもいろいろ考えながらやっていく部分がある」と方針を語った。
この日は2番に中野を入れて5番に糸原、6番糸井。そしてオープン戦15試合目で大山を初めて7番で起用した。井上ヘッドコーチが「今のところこういう形がいいのかなっていうように考えたオーダー」と話すように、状態を見極めて開幕を意識した打線だった。ところが得点は7回大山の犠飛による1点だけと結果は伴わず、8連勝フィニッシュとはならなかった。
今季も主軸として期待される大山はオープン戦で打率1割9分6厘、5打点、0本塁打。同ヘッドは「もう少し上げてほしいかな。もがきながらキレを出すというのを、あと4、5日あるので(やってほしい)」と期待した。開幕オーダーは大山の状態が大きく影響しそうだ。【桝井聡】