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愛子内親王殿下 ご成年をお迎えになっての記者会見 “一つ一つの務めを大切にして”(3/17)【宮内庁】
愛子さま 成年の記者会見 “一つ一つの務めを大切にして”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220317/k10013538331000.html
2022年3月17日 19時27分
天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは17日、成年にあたっての記者会見に臨まれました。
愛子さまは、「一つ一つのお務めを大切にしながら精一杯務めさせていただきたい」と成年皇族としての抱負を述べられました。
愛子さまは、去年12月に20歳の誕生日を迎え成年皇族となられました。そして、大学が春休みに入って学業が落ち着いたことから、17日午後、お住まいの御所で、初めてとなる記者会見に臨まれました。
愛子さまは、冒頭で16日夜遅くの地震について触れ、犠牲になった人がいることについて「心が痛んでおります」と話したうえで、「御遺族の皆様と被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます」と述べられました。
続いて、成年皇族としての抱負について、当面は学業が優先になると前置きしたうえで、「一つ一つのお務めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り、精一杯務めさせていただきたい」と話されました。
そして、皇室の一員としての在り方について、「皇室は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております」と述べられました。
その一つとして、愛子さまは、被災地に心を寄せ続けることを挙げ、「苦難の道を歩まれている方々に思いを寄せ続けるということも、大切にしていくことができれば」と話されました。
また、ご自身の性格について問われると、愛子さまは、「穏やか」とか「無邪気」と言われることが多い気がすると語り、長所について「『どこでも寝られるところ』でしょうか」とユーモアを交え笑顔でこたえられるひと幕もありました。
一方、結婚について問う質問には、「私にとってはまだ先のことのように感じられ、今まで意識したことはございません」と答え、理想の相手については、「特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」と述べられました。
そして、去年結婚した秋篠宮ご夫妻の長女の小室眞子さんについては、「幼い頃から、いつも変わらず明るく、優しく接していただいたことを有り難く思うとともに、従姉妹として末永いお幸せをお祈りしております」と話されました。
会見では、今のウクライナ情勢をどのように見ているかという質問も出され、愛子さまは、「ウクライナ国内で多くの尊い命が失われていることに、非常に心を痛めております」と答えられました。
そして、天皇陛下が先月の記者会見で述べられた「人と人との交流が、国や地域の境界を越えて、お互いを認め合う平和な世界につながってほしいと願っております」という言葉を引用したうえで、「平和への強い願いを持っております」と述べられました。
会見は30分近くに及びましたが、愛子さまは、事前に用意した原稿に目を落とすことなく、一つ一つの質問にご自身のことばで丁寧に答えられていました。
※原文ママ
※関連リンク(宮内庁)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r040317.html