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スキージャンプ・高梨沙羅 来季の現役続行明言せず「終わったばかりで次のこと考えられていない」
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ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が〝激動〟のシーズンを終えて揺れる胸中を吐露した。
13日にW杯ジャンプ女子の個人最終第19戦(ヒルサイズ=HS100メートル)がドイツ・オーベルオフで行われ、高梨は88㍍、96㍍の合計249・3点で7位。スロベニア勢に表彰台を独占されてしまったが、今季3勝を挙げ、個人総合は5位となった。北京五輪ではの混合団体でスーツの規定違反で失格となり、インスタグラムで謝罪するなど1人で責任を負った。五輪直後のW杯はショックの影響からか欠場したが、戦線復帰するといきなり優勝するなど、6戦2勝と存在感を発揮した。
そんな今季を終えた高梨は「今年最大の目標であった五輪では、自分の役割、やるべきことができず、日本チームの皆さんに迷惑をかけてしまった。それでも周りの選手やスタッフ、関係者の皆さんに助けられて、この場に立つことができている。最終戦まで戦うことができるかどうかは、自分の中で考えられなかったが、たくさんの人に支えられて最終戦まで戦うことができた」。やはり北京五輪ショックの大きさをうかがわせた。
そして来季に向けては現時点での明言を避けた。「終わったばかりで、なかなか次のことについて考えられていない」と語ると、約10秒沈黙して考えを巡らせた後に「来シーズンへ向けてどうしていくかはもうちょっと考えて、周りの人たちと話し合いをしなければならないと思っているので、この場で答えは出せない」と保留した。
さらにファンへのメッセージを求められると、感謝を述べた上で「この場では明確な答えを出せていないのが現状だけど、よくよく自分で考えて次に向かうべきところを目指して走っていきたい」。高梨にとって〝次に向かうべきところ〟は現役続行なのか、それともほかの道になるのだろうか。オフにじっくり考えていくようだ。