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中日 “貧打解消” に今年こそ光？ 「立浪ー片岡ライン」Ｗルーキー緊急昇格でムード一変
東スポWeb
ＰＬ学園時代から絆は深い中日・立浪監督と片岡二軍監督（東スポWeb）
中日・立浪和義監督（５２）と片岡篤史二軍監督（５２）が〝鉄の結束〟を見せている。
１３日のオリックス戦（京セラ）に４―１で勝利し、オープン戦の連敗を４でストップ。同日から一軍合流したドラフト１位・ブライト健太外野手（２２＝上武大）、同６位の福元悠真外野手（２２＝大商大）をそろっていきなりスタメン起用するなど新しい風を吹かせた。
前日１２日は阪神戦（甲子園）で屈辱の１安打零封負けを喫し、その４連敗中の得点は１→０→１→０と貧打が深刻だった。一方、二軍教育リーグ・阪神戦（鳴尾浜）では打線爆発で１６安打１５得点。試合後、立浪監督は「二軍監督を含めスタッフも非常に元気で、いい形でやっているのでは。見習わないといけない」と話していたが、片岡二軍監督とすぐに連絡を取り、教育リーグで打率４割５分２厘と打ちまくっていたブライトと、１２日に３ランを放った福元の推薦を受けた。
これにはチーム関係者も「立浪監督と片岡二軍監督は、毎日のように連絡を密に取り合って情報を共有しているのでは。開幕直前のこの時期に、なかなか打撃の調子がいいからといって、同時に新人２人をいきなりスタメン起用するのはかなり覚悟がいること。片岡二軍監督との信頼関係は想像以上に厚いものだよ」と舌を巻く。
抜てきした新人２選手は安打こそ出なかったが、立浪監督は「ブライトは打席でのタイミングの間合いはすごく良くなっている。盗塁もアウトになったけど、１個は成功した。ああやって初球からスタートを切れるのは非常に評価できるところですごく楽しみ。スローイングも良くなっているし、２０日弱で随分、成長したなというのがある」と目を細め、このまま一軍残留を示唆した。
ブライトは沖縄春季キャンプの最終クールで二軍落ちしたが、片岡二軍監督の下で才能の片りんを発揮し始めたようだ。この日、ブライトらと入れ替わって二軍教育リーグ・阪神戦（鳴尾浜）に出場した根尾が４打数２安打と活躍するなどチームは１１―０でまたも大勝。立浪、片岡両監督の強固な〝ＰＬライン〟で一軍の貧打を解消できるか。
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