阪神ドラ３桐敷　２軍で大炎上５回７失点　矢野監督「（開幕ローテは）もう１回見て判断」

　「教育リーグ、阪神０－１１中日」（１３日、鳴尾浜球場）

　開幕ローテ候補の阪神ドラフト３位・桐敷拓馬投手（２２）＝新潟医療福祉大＝がまさかの炎上だ。教育リーグの中日戦に先発し、プロ入り最長５回を９９球で１２安打７失点、２四球。ここまでの安定した投球とは一転、ボール先行の場面が目立った。

　立ち上がりから苦しんだ。初回１死二塁では、加藤翔に左前打を浴びて先制点を献上。続く４番のＡ・マルティネスにも右前打を浴びて１死一、三塁のピンチを背負うと、堂上に右犠飛を許した。

　二、三回は無失点に抑えて立ち直るかと思われたが、四回に５安打を浴びて３失点。五回１死二塁では石垣にプロ初被弾を喫した。「ボールが高かった」と平田２軍監督。一方で、「これで自信をなくすんじゃなくて、勉強になったと思ってくれれば良い」と今後の修正に期待した。

　１軍戦では先発調整中の小川が好投。確実かと思われていた開幕ローテ入りは微妙な状況となった。ただ、矢野監督は「もう１回、直接見て判断しないと」と言及し、もう１試合チャンスが与えられる見込みだ。新人王を目標に掲げる左腕。次は修正した姿を見せ、“一発快投”とする。