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スポーツ界も〝東西冷戦時代〟に逆戻りか…ロシアが仲良しグループ集めた国際大会ブチ上げ! フィギュア重鎮「未来へのステップだ」
東スポWeb
ワリエワ(左)とトルソワも自国大会に出場予定だ(東スポWeb)
ロシアがウクライナへの軍事侵攻で国際スポーツ界から締め出される中、同国の閣僚が各競技の国内大会をすべて国際大会化する対抗策を披露。スポーツ界が真っ二つに割れる可能性が、いよいよ現実味を帯びてきた。
ロシアのオレグ・マティシン・スポーツ大臣は同国のニュースチャンネル「ロシア24」で「ロシアで開催されるほぼすべての大会のフォーマットを変更することになった。(海外勢に)オープンにし、アスリートを招へいする予定だ。すでに(ロシアへの)制裁に加わらず、抑制的な姿勢を取る多くの国、多くの競技でわが国の選手と競いたいと思うに違いない」と宣言。各競技の国内大会に〝親ロシア諸国〟の選手を呼び、事実上の国際大会として開催するプランをブチ上げた。
大舞台で活躍する場を失ったロシア選手にとっては、ありがたいプランだろう。一方で、参加国は偏りが生じ、国際スポーツ界が親ロシアか否かで二分されることになる。
フィギュアスケートの名将アレクサンドル・ズーリン氏は、フィギュア界で参加が予想される国について言及。ロシアメディア「スポーツ」に対し「アラブ首長国連邦(UAE)、ベラルーシ、中国、カザフスタンなど、そう多くはないが、このアイデアは間違いなく良いものだ」と指摘した。さらに「強くなるかどうかはわからないが、見る人の関心は確実に高まる。未来への良いステップだ。欧米諸国は我々を滅ぼしたいと思っている。何とかしてそこから抜け出し、始めなければならない」とロシアへの制裁に加わった欧米諸国への対抗心をむき出しにした。
スポーツ界も「東西冷戦時代」に逆戻りしそうな展開となってきた。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/5c609842878a1ea88e8696d5b910379f9b107e45