阪神・小幡、3安打2打点1盗塁でオープン戦打率.400　開幕スタメン入りへ猛アピール

　３年目右腕が先発ローテ候補に急浮上！　１３日の巨人戦（甲子園）で先発した阪神・小川一平投手（２４）の評価がうなぎ上りだ。

　２月の一軍キャンプでは開幕ブルペン入りを目指し、中継ぎとしてアピールを続けていた右腕。３月以降はチームの戦略もあり、先発要員として４日の楽天戦で３イニング、この日も巨人戦で４イニングを投げた。しかもこの日は２安打無四球無失点の投球。坂本や丸、岡本、中田といったＧの中軸打者を完璧に抑え込んだ。

　１メートル８３センチの長身から１５０キロ台の直球、カーブ、スライダーを投げ分ける好投に、矢野燿大監督（５３）も「１回だけじゃないからね。前回も良かったし、今回も良かった」と、過去２年は中継ぎを専門だった右腕の〝転向〟も本格的に検討し始めた模様。福原一軍投手コーチも「いいものを見せてくれたなと思います。（今後も）長いイニングを投げてもらえたら」と話し、開幕ローテーション入りの可能性も否定しなかった。

　開幕６戦目での先発起用の可能性が高かったドラフト３位ルーキー・桐敷拓馬（２２）が、教育リーグの中日戦（鳴尾浜）で５回１２安打７失点と崩れただけに、〝逆転〟での抜擢の可能性も浮上。登板後の本人も「ここまで来たら開幕一軍に行きたいので、まだ投げる機会はあると思うので、しっかりアピールしていきたい」と目を輝かせていた。