あわせて読みたい
ウィザーズ・八村15得点もレイカーズに苦杯 レブロン・ジェームズは50得点 ラプターズは連勝 渡辺は出番なし
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/03/12/kiji/20220312s00011061363000c.html
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2022/03/12/jpeg/20220312s00011061328000p_view.jpg
NBA東地区全体11位のウィザーズは10日、敵地ロサンゼルス(カリフォルニア州)で西地区全体9位のレイカーズと対戦したが109―122(前半59―52)で敗れて29勝35敗。9日にはクリッパーズに5点差で敗れており、ダブル・フランチャイズとなっているロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナ(旧ステイプルズセンター)の同一コートで連敗を喫した。
八村塁(24)は17―21で迎えた第1Q9分2秒から出場。センターとして先発していたレイカーズのレブロン・ジェームズ(37)とのマッチアップとなった。
その1分35秒後、速攻から「トランジション3」を締めくくり、さらに右コーナーからも3点シュートを決めてこのクオーターで6得点。第2Qに入ってもターンアラウンドのジャンプシュート、オフェンス・リバウンドのフォロー、プルアップのジャンプシュートとフィールドゴール(FG)を3本とも成功させ、前半はFG5本をすべて決めて13得点を稼いで早々と今季13回目の2ケタ得点を達成した。
八村は今季3点シュートを61本中31本成功させ、成功率は50・8%(昨季は32・8%)。昨季にシーズン30本目の3点シュートを決めたのは出場34試合目だったが今季は25試合目と9試合も早く30本台に乗せた。
ただし後半は6本のシュートを放ったが前半とは対照的に成功したのはゴール下での1本だけ。試合全体では26分の出場で6リバウンド、1アシスト、1スティールを記録したものの、後半は2得点に終わった。
カイル・クーズマ(26)が4季在籍した古巣を相手に23得点をマークし、八村と同じゴンザガ大出身の新人、コーリー・キスパート(23)が5本の3点シュートを決めて自己最多の21得点。移籍3戦目となったクリスタプス・ポルジンギス(26)は14得点と14リバウンドを稼いでチームは第3Q序盤で一時9点をリードしていたが、レイカーズに試合をひっくりかえされた。チームのフリースローでは33本中10本を失敗。3点シュートの成功率は33・3%で、ここ10試合では2番目に悪い数値となった。
レイカーズは3試合ぶりに勝利を収めて29勝37敗。5日のウォリアーズ戦で今季自己最多の56得点をマークしていたジェームズは36分の出場でFGを25本中18本(うち3点シュートは9本中6本)、フリースローは8本すべて成功させて両軍最多の50得点。NBA19シーズンで積み重ねてきた通算得点は3万6793となり、カール・マローン(元ジャズほか)が保持している歴代2位の記録(3万6928)に今季残り16試合となった段階であと「135」に迫ってきている。
東地区全体7位のラプターズは敵地フェニックス(アリゾナ州)で西地区全体首位のサンズを117―112(前半56―52)で振り切って36勝30敗。第3Q残り1分8秒で16点をリードしながら第4Q残り4分36秒に同点とされたが、ここからの接戦をしのいで3連敗のあとは連勝を飾った。
8本の3点シュートを決めたゲイリー・トレントJR(23)が自己記録にあと「2」と迫る42得点をマーク。パスカル・シアカム(27)も25得点と10アシストをマークしたが、渡辺雄太(27)に出場機会はなかった。
クリス・ポール(36)を指の故障で欠いているサンズは53勝14敗。ただし西地区全体7位のティンバーウルブスがこの日マジックに敗れて38勝30敗となったために、無条件でプレーオフに進出できる6位以内が確定。2季連続でポストシーズンに駒を進めることになった。
ジャズに勝ったスパーズのグレグ・ポポビッチ監督(73)は通算1336勝目。ドン・ネルソン氏を抜いて監督通算最多勝利数で歴代単独1位に立った。