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【ラノベ】2021年で一番売れた作品がアニメ化不可能になったのでは…と囁かれる理由
по-русски)は、燦々SUNによる日本のライトノベル。イラストはももこが担当している。角川スニーカー文庫 (KADOKAWA) より2021年2月から刊行されている。公式略称は「ロシデレ」。元々は小説投稿サイト『小説家になろう』にて短編小説として掲載されていた。2巻の発売に合わせてヒロインのアーリャがライトノベル史上初のバーチャル
24キロバイト (3,773 語) – 2022年2月6日 (日) 13:56
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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で、世界が揺れている現在。その余波は、日本のオタク業界をも大きく揺るがしているようだ。たとえば“2021年で一番売れたラノベ”こと『ロシデレ』も、世界情勢を受けてアニメ化が不可能になったのでは…と囁かれている。
■ロシア語ヒロインがタブーになる?
『ロシデレ』、正式名称『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は角川スニーカー文庫から発売されているライトノベル。2021年に発売されたKADOKAWAのライトノベル作品の実売数でNo.1を獲得した人気作品だ。
《『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』CM(CV:上坂すみれ)》
(出典 Youtube)
銀髪のロシア人ハーフ女子高生、アーリャのかわいらしさから人気を博したこの作品。すでに人気声優・上坂すみれを起用したPVが作られており、アニメ化目前とされていたが、ここにきて逆風が吹いてしまった。
ロシアの政策とはまったく関係なく、ヒロインとイチャイチャするラブコメ作品ではあるのだが、今の世界情勢から「アニメ化困難」と見なされている様子。
ネット上では
《アニメ化は永遠に無理やろね》
《向こう数年はロシアはタブーになりかねないからなぁ》
《KADOKAWAくんがリソースぶっ込んでたロシデレが心配…》
《作者はついてない》
といった声が上がっている。
■本当に“罪”を反省すべきなのは…
ネット上では、すでにロシアバッシングが現実のものになりつつある。件の声優、上坂すみれもその被害を受けている1人だ。
彼女は大学でロシア語を専攻しており、大のロシア好きとして有名。『ガールズ&パンツァー』のノンナ役などアニメでもロシア語を披露し、インタビューで「ロシアと日本の架け橋になりたい」と発言したことも。そうしたロシア愛が、『ロシデレ』の仕事にもつながったのだろう。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻が本格的に開始されると、
SNS上には
《ロシアキャラで売ってた上坂すみれがダンマリなのもな。なんでコメントしないのかね》
《上坂すみれとかロシアラブな人たちは、沈黙するしかないですよね》
といった理不尽な声が殺到。もちろん上坂には、今回のウクライナ侵攻に対する責任などあるはずもない。
このままでは、「ロシア」という国や「ロシア人」という人種について触れること自体が、オタク業界においてタブーとなってしまうかもしれない。それこそ、人種に基づくヘイトクライムという犯してはいけないタブーなのだが…。
そもそもロシア文化や、それを好む人々には何の罪もない。むしろ本当に罪を見つめ直すべきなのは、プーチンをネットミームとしてネタにし続けてきた、平和ボケしたオタクたちなのではないだろうか。
文=Tら
ロシア問題で“アニメ化”不可能に…? ラノベ『ロシデレ』ファンから悲しみの声
https://myjitsu.jp/enta/archives/101318
2022年3月4日 まいじつエンタ Tら
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(出典 i.imgur.com)