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【芸能】R-1王者・お見送り芸人しんいちを待つ険しい道 大きくブレークできる王者は少なく…
〝ひとり芸日本一〟を決める「R―1グランプリ2022」で頂点に立ったのは、今年ラストイヤーを迎えたお見送り芸人しんいち(36)だった。
見事、優勝を決めて涙にくれたエンディングだったが、実はここからが厳しい道の始まりなのだ。
今回は決勝戦ファーストステージで2位に3人が並ぶという珍事も起きた。そこを勝ち抜いた、お見送り芸人しんいちはグレープカンパニー所属の「非吉本芸人」。
ファイナルステージは「吉本芸人」のZAZY(33)と一騎打ちとなったが、見事まくった。
「ソニー・ミュージックアーティスツの錦鯉がM―1を制したのに続き、賞レースで非吉本芸人のチャンピオンが続いたことは、吉本以外の若手芸人にとっても励みになる結果でしょう」と演芸関係者は話す。
演芸評論家の高山和久氏は「お見送り芸人しんいちは、お茶の水の楽器店で買ったギターを弾きながらの歌ネタというシンプルな芸だが、さまざまな人を皮肉りまくる毒ネタ。ほめ*の本質が込められていたが、抜群の歌唱力と人間観察力にたけた笑いが、勝利の女神をほほ笑ませたのではないだろうか」と評する。
今年で20回目を迎え、これまでに19人の王者を送り出している(5、6回になだぎ武が連覇)。R―1王者でバラエティー番組で大きくブレークしている芸人はそう多くない。決してテレビだけが芸人の成功ではないが、それでも今、テレビでよく見るのはハリウッドザコシショウや霜降り明星の粗品、野田クリスタルといったところか。
「ご祝儀のバラエティー出演も1周したところで、個性を見いだせないまま消えるパターンが多い。芸に秀でていてもフリーでのトーク力がバラエティーには不可欠なのかもしれない。知名度は上がったのだから、後は新しいネタづくりを続け、自分の立ち位置を見つけることが必要なのかもしれないが、ネタ番組が増えつつある今がピン芸人のチャンスだ」と先の高山氏は指摘する。
そして、ここからご祝儀出演が増えるであろうしんいちに対しても、「『歌ネタ王決定戦』では3回決勝に進出し、今回のネタも各音楽配信サービスでシングルリリースされ歌手デビューを飾っている。『冷やし中華始めました』のAMEMIYAや、一昨年のR―1ファイナリストのSAKURAIのように歌ネタを磨き続けることが生き残りへの道だろう」と話す。
ここからがスタートだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ac52e88f127bc002d20e14089bc553ac346ce88
3/10(木) 夕刊フジ
依頼あり
http://hayabusa9./test/read.cgi/mnewsplus/1646883222/59