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「後悔している」「そこにいた間楽しめなかった」大坂なおみ、東京五輪出場時の胸中告白。次戦へ「経験を楽しむ」
女子テニス元世界ランキング1位の大坂なおみ(24)が20日、自身のインスタグラムに投稿。「冬季五輪が行われているからなのか分かりませんが、当時のことを思い出しました」などとつづり、東京五輪出場時の胸中を振り返った。
昨夏の東京五輪では開会式で、聖火の最終点火者を務めるなどしたが「全体の経験を後悔していることに気付いた」とし、「そこにいた間、楽しめなかったことに深い悲しみがあった。参加していたことを信じることができず、喜びを見つけることができなかったの」などと記した。
大坂は昨年5月の全仏オープンで精神的負担を理由に、記者会見を拒否して2回戦を棄権し「うつ」に悩んできたことを告白した。東京五輪では3回戦で、マルケータ・ボンドロウソバ(チェコ)と対戦。1-6、4-6でストレート負けを喫していた。
また、同年9月の全米オープン敗退後、「しばらく競技から離れようと思っている。次にいつ試合に戻ってくるか正直分からない」と涙ながらに話し、休養した。今年になって復帰した全豪の前哨戦では、腹部負傷のため準決勝で棄権。昨年優勝した全豪オープンで、今年は3回戦で敗退していた。
最新の投稿では「TOKYO 2020」の文字が入ったテニスコートで、笑顔を見せる写真や東京タワー、聖火ランナーのリハーサル動画などを添付。「どんなに短くても長くても、経験を楽しんで時間を最大限に活用することは、これからの私の人生において本当に重要になると思います」などとつづった。
この投稿には、21日午後5時の時点で20万件以上の「いいね!」が付き、日本のフォロワーからも「出場してくれてありがとう」、「いつでも帰ってきてくだい」などのメッセージが届いている。