プロボクシング元女子世界王者・真道ゴーが男子で年内復帰目指す…17年に性別適合手術

プロボクシング元女子世界王者・真道ゴーが男子で年内復帰目指す…17年に性別適合手術

プロボクシング元女子世界王者・真道ゴーが男子で年内復帰目指す…17年に性別適合手術

1: 名無しさん@恐縮です 2022/03/11(金) 06:46:24.00 ID:CAP_USER9
スポーツ報知2022年3月11日 4時0分
https://hochi.news/articles/20220310-OHT1T51190.html

 心と体の性が異なる性同一性障害を公表していたプロボクシング元WBC女子世界フライ級(50・8キロ以下)王者で、2017年に引退した真道ゴー(34)=グリーンツダ=が男子選手として年内復帰の準備を進めていることが10日、スポーツ報知の取材で分かった。17年に性別適合手術、戸籍変更を経て男性となった真道は、復帰へ「覚悟はある」と意気込み、日本ボクシングコミッション(JBC)にも意向を伝えている。男女両方の性でリングに立てば、日本ボクシング界初となる。

 真道が日本ボクシング界で前例のない挑戦へ、第一歩を踏み出した。昨年10月から再び大阪・グリーンツダジムで練習を再開。女子王者時代から男子とのスパーリングは日常だが、トレーニングや月1度のホルモン注射で筋骨隆々になった現在は、実戦練習で男子プロからダウンを奪うことも。「覚悟はある。しょせん、元女子なんてこんなもんかとは絶対に思われたくない」とキッパリ。スーパーフライ級(52・1キロ以下)、バンタム級(53・5キロ以下)あたりでの再起を見据える。

 17年に引退後、故郷の和歌山市で児童発達支援やボクシングフィットネスジムを扱う会社を設立し、多忙な日々を送っていたが、昨年9月に復帰を決意。「コロナ禍のなか、これからどうなるのとか、先のことばかり考えている自分が全然、今輝いていないと思った。また、ボクシングをやりたいくせに、逃げていた自分に気付いた」。双子の長男、長女(ともに4)、次女(1)は父が戦う姿を映像でしか知らない。「何でパパはリングに上がらないの?」。4歳の2人の言葉に背中を押してもらった。7年間の交際を経て結婚した亜由佳さんも「いつか(復帰を)言うだろうと思っていたよ」と理解してくれた。

 日本はプロテストの受験資格が16~34歳(申し込み時に34歳なら受験可)。7月に35歳となる真道には時間がないが、扉が開くことを信じて練習に励む日々。「自分の人生。やりたいと思ったから、またやる」。リングネームのごとく、真っすぐに信じた道を突き進む。

 ◆真道 ゴー(しんどう・ごー)本名・橋本浩(ごう)、旧名は橋本めぐみ。1987年7月18日、和歌山市生まれ。34歳。小学4年からバスケットボールを始め、和歌山北高で国体出場。天理大中退。ボクシングに転向し、2008年プロデビュー。13年にWBC女子世界フライ級王座を獲得し、2度防衛。17年に引退。通算成績は16勝(11KO)4敗。身長168センチ。右ボクサーファイター。家族は妻と1男2女。

 ◆主なトランスジェンダー選手

 ▽重量挙げ・ローレル・ハバード(ニュージーランド) 43歳の昨夏、東京五輪女子87キロ超級出場。五輪初のトランスジェンダー女性選手として注目されたが、記録なしで敗れた。国際オリンピック委員会がガイドラインを策定した15年以前は、男子選手として競技。

 ▽競艇・安藤大将 21歳の84年、女子選手・安藤千夏でデビュー。02年、男子選手・安藤大将(ひろまさ)で“再デビュー”。05年、引退。通算成績は出走3546回454勝、優勝1回(うち男子では出走369回28勝、優勝なし)。

報知新聞社



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