MLB労使交渉またも決裂 「国際ドラフト」導入が最大の争点に 開幕4カードの中止も決定

MLB労使交渉またも決裂 「国際ドラフト」導入が最大の争点に 開幕4カードの中止も決定

MLB労使交渉またも決裂 「国際ドラフト」導入が最大の争点に 開幕4カードの中止も決定

1: 名無しさん@恐縮です 2022/03/10(木) 18:45:34.58 ID:CAP_USER9
 米大リーグの労使交渉が9日(日本時間10日)、ニューヨークで行われ、交渉は決裂し、更なる公式戦中止が決定した。
大リーグ機構は、開幕から4カードの中止を決定し、開幕は早くても4月14日(同15日)以降になる。

 マンフレッド・コミッショナーは「公式戦162試合実現に向けた誠意ある交渉を重ね、金銭面での譲歩で両者の溝を埋める努力をしましたが、残念ながら合意に至りませんでした。日程的に公式戦は4月13日まで中止します。ファンに対して申し訳なく思い、選手会がオファーを受諾することを願います」と声明を発表。
事態は好転どころか、更なる開幕延期と中止試合が決定。そのため、今後の交渉次第では、4月15日(同16日)恒例のジャッキー・ロビンソンデーの試合開催も危うくなった。

 米メディアによると、この日は選手会がカウンタオファーを提示。年俸総額の限度額となる課徴金(ぜいたく税)は、初年度2億3200万ドル(約272億円)と、オーナー側の提示に200万ドル差まで接近し、年俸調停の資格のない若手選手へのボーナスプールでは6500万ドル(75億円)と歩み寄り、その差2500万ドル(約29億円)と、金銭面で両者が最大接近したが、最終段階で問題化したのが、国際ドラフト導入だった。

 裏金が横行する青田買いなどの不正を阻止したい機構側は、2024年からの導入を求めたが、選手会側は、才能ある若い国外選手が正当な評価を得られない可能性を危惧し、難色を示した。

 最終的に、機構側は〈1〉「国際ドラフトを導入する代わりに、ドラフト指名の譲渡をなくす」、〈2〉「国際ドラフトを導入せず、クオリファイングオファー(QO=FA選手への所属球団の残留要請)を存続」、〈3〉「ドラフト指名譲渡をなくす代わりに、今年の11月5日までに2024年以降の国際ドラフト導入に合意」を提示。同意しなければ、新労使協定は24年に失効する(新労使協定は実質3年契約に短縮)と、3択からの選択を迫った。

 しかし、選手会側はいずれも拒否。新たに「11月5日までに国際ドラフト導入に同意しない場合は、同オフのQO復活を受け入れる」というカウンターオファーを出したが、機構側に却下された。

 選手は中止の試合分が減俸となり、調停、FA権取得に直結するサービスタイムにも大きな影響が出る。
エンゼルス・大谷翔平投手のFA権取得が先送りになる危険性が生じ、鈴木誠也外野手、菊池雄星投手の所属も移籍市場凍結で宙ぶらりん。
機構側のロックアウトから98日目。米国の球音はまた遠ざかった。

https://hochi.news/articles/20220310-OHT1T51022.html
スポーツ報知



続きを読む

続きを見る(外部サイト)

スポーツカテゴリの最新記事