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阪神ドラ1森木 11日“プロ初登板” 中継ぎ1イニング予定「3人で抑える」
阪神ドラフト1位・森木大智投手(18)=高知=が、11日の教育リーグ・中日戦(鳴尾浜)で“プロ初登板”する。中継ぎで1イニングを予定。10日は集合写真撮影のため甲子園を訪れ「やっぱり試合なんで、そこは3人でしっかり抑える」と三者凡退デビューを誓った。
8日に初めてシート打撃に登板した際には最速151キロの直球で押し、打者7人から4奪三振。カーブ、スプリットにも手応えを得た。中日のイメージについて「しぶといバッティングをしてくる」と話し、「力むこともあると思うんですけど、あまり気負わず自分らしくやっていけたら」と意気込む。
安芸キャンプ中にチームがコロナ禍に見舞われ、当初よりずれ込んだ実戦デビュー。「野球できる環境は当たり前じゃないですし、たくさんの人が支えてくれている」と感謝を胸に腕を振る。
自室待機の際には、読書で心を整えた。お気に入りは「嫌われる勇気」。主に対人関係についてアドラー心理学を基に解説した自己啓発本で、高校3年間ではシリーズものの「幸せになる勇気」とセットで3周ほど読み込んだ大切な一冊だ。
軟式で150キロを計測した中学時代から注目を浴び続けてきたドラ1。それでも、自分は自分。森木大智らしく、プロとして大きな一歩を踏み出す。