【国内犯罪】 ビル放火容疑で韓国籍の元オーナー逮捕～火災保険金の詐取目的か

ビルの空き部屋に放火したとして、大阪府警捜査１課と淀川署は８日、非現住建造物等放火容疑で、ビルの元オーナーで奈良県香芝市尼寺の会社役員、鄭隆男（てい・りゅうだん）容疑者（３７）＝韓国籍＝を逮捕した。鄭容疑者の出資会社が、事件前にビルを約１５００万円で修繕したと偽り、約３６００万円の火災保険を契約していた。実行役の男ら３人はすでに逮捕されており、府警は鄭容疑者らが保険金詐取を狙って放火した疑いがあるとみて調べている。

逮捕容疑は共謀し昨年１０月４～５日、大阪市淀川区の４階建てビルの空き部屋に灯油をまくなどし、放火したとしている。鄭容疑者は黙秘しているという。

府警によると、共犯として逮捕、起訴された江口亮被告（４７）が「（鄭容疑者から）『やり方はまかせるが、ボヤみたいな感じで火をつけてくれる人はいないか』といわれた」と供述。江口被告の携帯電話を解析した結果、事件前に実行役が見つかった旨のメッセージが鄭容疑者に送られていた。府警は、鄭容疑者が事件の首謀者とみて動機などを捜査している。

産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220308-IBNZCGLOVFKCZDU2SPOSDSHFOE/